「フロンターレは死んでいない」1G1Aの活躍で川崎に久々の勝利をもたらした小林悠の強い決意

2021年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分が決めて、勝つことしか考えていなかった」

6年連続の二桁得点を達成した小林の活躍もあり、敵地での札幌戦で川崎が4試合ぶりの勝利を収めた。(C)SOCCER DIGEST

 直近3試合は2分1敗。前節のアビスパ福岡戦は0-1で敗れ、今季公式戦で初黒星。スタンディングで首位に立つ川崎フロンターレは、やや調子を落としていた。

 そうした状況で迎えた敵地での北海道コンサドーレ札幌戦は2-0の勝利。チームに久々の勝点3をもたらしたのは、6試合ぶりの先発を果たした小林悠だ。

 34分、敵陣ペナルティエリア内でパスを受けると、巧みな反転から右足シュートを流し込む。その5分後、正確なクロスで遠野大弥のゴールをお膳立て。1ゴール・1アシストの活躍を披露した。

 この日の得点で今季通算10点目。6年連続の二桁ゴールを達成した背番号11は、試合後のフラッシュインタビューで「自分が決めて、勝つことしか考えていなかった」と、強い決意で試合に臨んでいたことを明かした。

 立ち上がりから札幌のペースで進む難しい試合展開だった。「苦しかったですけど、連戦のなか、全員戦っていましたし、なんとかゴールして、チームを救いたいと思っていた」。その言葉通りのパフォーマンスだった。
 
 最後にサポーターへのコメントを求められると、小林は次のように語った。

「絶対に勝つっていうところを見せたかったし、フロンターレは死んでいないってところを見せたかったので。またここからリーグ戦もルヴァンカップも勝って行ければなと思います」

 札幌戦の勝利で首位の座を堅持。9月に入ると、浦和レッズとのルヴァンカップ準々決勝、さらにその後は蔚山現代とのACLラウンド16が控える。タイトル奪取へと邁進する川崎の今後の戦いぶりに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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