宿敵レンジャーズのサポーターに古橋亨梧への“人種差別行為”疑惑が浮上! セルティックは厳重抗議

2021年08月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

7試合で6ゴールというロケットスタートを切っている古橋。(C)Getty Images

 現地時間8月22日、セルティックは公式声明として古橋亨梧に対する人種差別行為疑惑について「本当であれば厳しい非難に値する」と発表した。

 問題になったのは、週末に対戦を控えるレンジャーズのサポーターが公開した動画だ。ロス・カウンティ戦の勝利に酔ったサポーターたちが、移動中のバス車内でアジア人に対する差別を意味するジェスチャーを行ない、人種差別的な歌を歌っている。現地紙『The Guardian』は、「明らかに古橋に対するものと思われる行為だ」と指摘している。

 こうした報道を受け、セルティックは公式声明を発表した。

「このようなおぞましく情けない人種差別的な行為がキョウゴに向けられているとすれば、それは厳しい非難に値する。残念ながら、近年は多くのセルティックの選手がこうした行為を受けている。私たちのクラブは、すべての人に開かれたクラブとして、あらゆる形態の人種差別に断固として反対し、キョウゴ・フルハシを全面的にサポートする」
 
 また、レンジャーズ側も呼応。公式HPで「こうした行ないに加担するものは、我々のクラブにとって必要な存在でも、熱心なサポーターでも何でもない」とし、関係者を特定するための調査に乗り出していると発表した。

 古橋は今夏に加入し、これまで6ゴールを記録するなどめざましい活躍をしており、ライバルクラブにとっては無視できない存在となっている。29日に予定されている両チームの対戦は、国内で1位、2位を争うライバルクラブの対戦とあって、サポーターもヒートアップすることが予想される。

 現地紙『Daily Mail』によれば、レンジャーズのホームで行なわれる試合では、警察も動員され、厳戒態勢が敷かれるという。フットボール以外の雑音で、好カードが汚されないことを祈るばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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