今夏にスコットランドの名門セルティックの指揮官に就任した、元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督が、さらなるJリーガーの補強を視野に入れているようだ。現地スポーツチャンネル『BT Sports』が伝えている。

　公式戦５連勝中と勢いに乗っているチームの原動力となっているのが、今夏に加入した日本人代表FWの古橋亨梧だ。ここまで６戦６発と圧巻のパフォーマンスでチームをけん引している。

　現地紙『Daily Record』は、21日に行なわれるセントミレン戦を控えた前日記者会見に登場したポステコグルー監督が、「キョウゴ・フルハシを生んだ市場に再び参入する可能性があることを示唆した」と伝えた。

　指揮官はかねてから「チームにはさらなる補強が必要」と口にしており、「Jリーグに関する知識を活用してチームを強化することに前向き」であるという。
 

「Jリーグのことはよく知っているし、非常に興味深く見ている。キョウゴのようなストライカーはほかにいないが、検討したいターゲットはいる。だが、あっちはまだシーズン半ばなので今夏の移籍は難しいだろう。リーグ戦やカップ戦、アジア・チャンピオンズリーグを戦っているので、そこから引き抜くのは不可能だ。この時期に戦力を手放すハードルはとても高い」

　そして、改めてJリーグの価値についてこのように述べている。

「才能のある選手がたくさんいるが、皆気づいていないんだ。私はキョウゴをとても信頼し、正直にいうともっと早く日本のクラブを退団してもおかしくないくらいだと考えていた。全員が彼のようなレベルとは言わないが、そこには間違いなく、もっと多くの才能がある。我々が注視している市場であることに間違いはない」

　セルティックはさらなるJリーガーの獲得へ踏み切るとすれば、それは今冬になるようだ。果たして、古橋に続いて飛躍を遂げるプレーヤーが現われるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】通算６発目！ 古橋亨梧がセルティック・パークで決めた豪快飛び込み弾はこちら！