「ピッチを駆け回り、成功を収めたい!」長谷川唯がウェストハムに移籍。指揮官も「真の価値を与えてくれる」と期待

2021年08月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

今年1月にベレーザからミランへと渡り、海外初挑戦

なでしこジャパンのホープ、長谷川が、ミランからウェストハムへ移籍した。©West Ham United

 イングランドのFA女子スーパーリーグ所属のウェストハム・ユナイテッドは現地時間8月18日、日本女子代表MF長谷川唯と2年契約を結んだことを発表した。

 現在24歳の長谷川は、下部組織時代から日テレ・ベレーザ一筋で歩み、2017シーズンには、なでしこリーグ年間ベストイレブンを初受賞。2015年から2019年のリーグ5連覇にも大きく貢献したなかで、今年1月に日テレ・ベレーザからミランへと渡り、海外初挑戦を果たすと、公式戦3ゴール・2アシストを記録した。

 代表としても2012年に15歳でU-17代表に飛び級選出され、U-17女子ワールドカップに出場。その後もU-19、U-20と順調にステップアップし、A代表としては2017年からプレー。東京五輪でも主軸として全4試合に先発した。

 長谷川は、イングランド挑戦に際し、次のように意気込みを語っている。
 
「ウェストハム・ユナイテッドの第一印象は、施設が素晴らしいことと、選手たちが非常にいい関係だということです。イングランドでの活動を開始することを楽しみにしています。

 この国の技術レベルはとても高く、本当に競争の激しいリーグです。自分はとてもフィジカル的な選手だと思っています。ピッチを駆け回り、相手にプレッシャーをかけるのが好きです。このウェストハムで成功を収めたいと思います!」

 また、オリ・ハーダー監督も、新戦力に期待の声を寄せている。

「ユイをウェストハムに迎え入れることができて、とても嬉しく思っている。彼女は経験豊富な国際的プレーヤーであり、我々のチームに真の価値を与えてくれるだろう。また、ウェストハム・ユナイテッドの価値観にも合う選手だと思う。優れた技術力を持ち、非常にクリエイティブな選手であり、我々が長い間チェックしてきた選手だ」

 FA女子スーパーリーグには、岩渕真奈(アーセナル)も在籍。なでしこジャパン同士の戦いにも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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