２年ぶりの開催となるインターハイ（全国高校総体）は、８月16日に２回戦の16試合が行なわれた。

　２回戦屈指の好カードとなった熊本の大津と千葉の流経大柏の一戦は、３-０で前者が勝利を収めた。開始１分でオウンゴールにより先制した大津は、自慢の攻撃力を遺憾なく発揮し、MF一村聖連（３年）、薬師田澪（３年）が追加点を決め完封勝利。３回戦では旭川実を下し勝ち上がった富山の高岡一と対戦する。

　21大会連続の出場で優勝候補筆頭の青森山田は、和歌山の初芝橋本と対戦。DF三輪椋平（３年）のゴールを皮切りに、前半を３点リードで折り返すと、後半も得点を重ね大量８得点で次戦に駒を進めた。３回戦では、広島の瀬戸内と１-１で突入したPK戦を９-８で制した地元福井の丸岡と激突する。

　１回戦を７-１で勝ち上がった群馬の前橋育英は京都の東山と対峙。前半４分に２年生MF松橋啓太にゴールを許すと、そのまま逃げ切られ、０-１で敗戦。また岡山学芸館は、前半アディショナルタイムにMF田中壱晟（３年）が挙げたゴールを守り切り、初戦を４-１で制した栃木の矢板中央を下している。

　そのほか、４試合がPKによる決着。宮崎の日章学園は、超高校級DFチェイス・アンリを擁する福島の尚志と対戦。スコアレスで迎えたPK戦を制し、３回戦に駒を進めた。北海道の札幌大谷に２点のリードを許した石川の星稜は、前半アディショナルタイムに１点を返すと、終了間際の後半32分に同点に追いつきPK戦へ突入。PK戦は２-０で勝ち切った。
 

　インターハイ２回戦の結果は以下の通り。
※上下に連続するカードの勝者同士が３回戦で激突

東海大相模０（４PK５）０飯塚
岡山学芸館１-０矢板中央

札幌大谷２（０PK２）２星稜
立正大淞南１-２徳島市立

開志学園JSC２（７PK８）２阪南大高
神村学園５-１福井商

東海大山形１-２米子北
日章学園０（５PK３）０尚志

東山１-０前橋育英
実践学園０-１三重

丸岡１（９PK８）１瀬戸内
青森山田８-０初芝橋本

高川学園０-２静岡学園
大阪桐蔭２-１関西学院

流経大柏０-３大津
旭川実０-１高岡一

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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