林大地の合流を待ち望むSTVVは、さらなるアタッカー獲得へ。鈴木優磨の新天地は「いまだ決まらず」

2021年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

退団を望んでいる鈴木は試合に参加せず

ベルギーで海外初挑戦の林。現地では期待が高まっている。(C)Getty Images

 先日、サガン鳥栖に所属するFW林大地が、ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)に完全移籍することで合意したと発表された。林はベルギーに向かい、メディカルチェックなどを経て正式にサインするという。

 現地紙『Het Laatste Nieuws』は、「ベルント・ホラーバッハ監督ら、STVVにとっては待望の加入」と伝えており、一刻も早い合流が望まれているという。ベルギー・リーグはすでに開幕し、4節を終えたが、チームは1勝1分2敗と苦戦が続いている。

 同紙は「クラブの幹部は『補強は必要か?』との取材に対して、林、そしてボーフムからトーマス・アイスフェルドの補強に満足感を示した。だが、さらなるアタッカーを補強する方向で進んでいる」と伝えている。
 
 また、気になるのは鈴木優磨の行方だ。同紙は「クラブはいまだ解決策を見つけられずにいる」と指摘し、さらにこのように綴っている。

「STVVとしては林の獲得を発表しており、試合に参加せず、退団を希望している鈴木に早く別れを告げるのが得策だと考えている。だが、当分の間、外国のクラブからのオファーはないと見られている。昨シーズン17ゴールを記録したアタッカーの解決策を見つけるために許された時間は、あと2週間あまりだ」

 これまで、ヘルタ・ベルリンからの関心や、アンデルレヒトから400万ユーロ(約5億円)の打診があったが、STVVは断ったとされる。以降、現地メディアでも具体的なクラブ名は挙がっていないようだ。

 欧州の移籍市場がクローズするまでの間に、果たして鈴木の新天地は見つかるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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