6月に選手1名を“適正範囲を超えた指導”。鳥栖が金明輝監督の言動について調査結果を報告

2021年08月11日 サッカーダイジェスト編集部

3試合の指揮資格停止と練習参加の停止処分を受けていた

鳥栖の金監督は「さらなる処分は不要である」との判断に。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1のサガン鳥栖は8月11日、金明輝監督の言動における調査と対応について、結果報告を公式ホームページでお知らせした。

 金監督は6月26日(土)の午前トレーニングで、選手1名に対し、指導の適正範囲を超えた行為(選手を手で押さえながら足払いをして転倒させた)を行なった。

 その結果、金監督は3試合(7月17日の名古屋戦、7月24日のC大阪戦、8月9日のFC東京戦)の指揮資格停止と8月9日までの練習参加の停止処分を受けていた。

 第三者委員会がトレーニング動画の視聴、選手、スタッフからの事情聴取、監督からの事情聴取などで調査を行なった結果、「監督の行為は、口頭で指導することも可能であったにもかかわらず、過剰な指導となっている」と報告され、処分は「この対応として、監督は3試合の指揮資格停止及び当面の間の練習参加の停止(約ひと月)という不利益処分を受けている。さらなる処分は不要である」と判断された。
 
  なお、金監督のコメントは以下のとおり。

「この度は、サガン鳥栖に関わるすべての皆様に、大変なご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。

 このような事が二度と起きないように努めて参ります。サガン鳥栖が勝利するために、手段、方法をより工夫しながら選手、スタッフと協力して頑張っていきたいと思います。

 いつもファン、サポーターの方々に支えられているということを常に心に持ちながら、目の前の試合に全力で取り組んでいきたいと思います」(原文ママ)

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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