「必ずA代表に…」川崎のオンライン激励会で田中碧がドイツ出国前の意気込みをライブ配信!

2021年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

東京五輪の激闘については「すごくきつかった」

ライブ配信には25分近く遅刻した田中。「荷造りしていました」と場を和ませた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 川崎フロンターレは8月11日、クラブの公式YouTubeチャンネルで、オンライン激励会を開催。アカデミー時代から川崎で過ごし、今夏にドイツ2部のデュッセルドルフへ期限付きで移籍した田中碧にエールを送った。

 同配信ではドイツへ出国前の田中本人が登場。クラブから用意されたビデオメッセージのほか、質疑応答の時間が設けられた。

 6月の移籍発表後にチームへ合流し現地でのトレーニングも経験した田中は、新天地の第一印象を「良い人たちが多かった。入りやすかったですが、もちろん言っていることは分からないので、コミュニケーション取れるわけではないです。雰囲気はファミリー感が強い、フロンターレみたいなクラブだった」と語る。

 川崎でのラストゲームとなった5月30日、17節の鹿島戦(2-1勝利)では「等々力はこれが最後かなと、アップの時からこれが最後という寂しさもありながら、しっかり勝って終わろう」と思っていたという。

 移籍に際しては「悩みましたが、自分のなかでもそういうモノを目指してきて、人生的にも考えて、東京五輪もありましたし、行くならこのタイミング」だと決断したという。
 
 東京五輪でも全6試合にスタメン出場した田中は、「実際すごくきつかった。中2日で6試合をしたことはなかった。疲れも感じたけど、サッカーが出来た幸せも感じた」とし、「自分たちが想像している以上に、たくさんの人に応援してもらっているのを感じた」と無観客で行なわれたなかでも多くのメッセージが届いていたという。

「国を背負って戦うことは重いし責任もある。でも勝った時の喜びは、(クラブ)チームとは違うものがあった」と率直な心境も明かした。

 そして、海外で新たな挑戦を前に、田中はファンに向けその意気込みと感謝をこう語った。 

「ここまで、アカデミー時代から沢山のことを経験させてもらいました。プロに入ってからも、たくさんの試合をサポーターのみなさんとともに戦えたからこそ、今の自分があると思います。いろんな人の力のおかげでここまでこれたと思う。オリンピックなどいろんな舞台も経験させてもらいました。このチームやってきたことを世界の舞台でもやっていきたい。必ずA代表に入って、日本で、みなさんの前でプレーできるように頑張ります」

 ドイツでのさらなる活躍で、目標とするA代表へのステップアップを果たせるか。22歳の新たな挑戦に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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