「とてもフレンドリーで…」スウェーデン女子MF、日本人の“おもてなし”に胸いっぱい【東京五輪】

2021年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

銀メダルには悔しさを滲ませる

2大会連続で銀メダルのスウェーデン。悔しい結果に終わったが、アスラニは「私たちはまた立ち上がる」と前を向いた。(C)Getty Images

 東京五輪で銀メダルに輝いたスウェーデン女子代表MFコソヴァレ・アスラニが8月8日、自身の公式インスタグラムを更新。日本への感謝を伝えた。

 グループステージ初戦でFIFAランキング1位のアメリカに3-0と完勝し、最高のスタートを切ったスウェーデンは、その後オーストラリアに4-2、ニュージーランドに2-0と3連勝で首位通過を果たす。

 準々決勝では、なでしこジャパンを3-1で下し、準決勝では再びオーストラリアと相まみえ、1-0で競り勝つ。迎えたカナダとの決勝では、延長を含め120分間を戦い、1-1で決着がつかず。PK戦の末、2-3で惜しくも金メダルを逃した。

「オリンピックでの私たちのチーム、そのパフォーマンスを誇りに思う。でも、スポーツは必ずしも、おとぎ話なんかじゃない。いつの日か、この銀メダルの価値に気づくと思うけど、今はまだ、金メダルを獲れなかった、という気持ちだわ。辛いけど……でも私たちはまた立ち上がる」

 頂点に立てなかった悔しさを吐露し、その数時間後の投稿で、銀色に輝くメダルの画像とともに、開催国・日本への想いを綴った。
 
「みんなの愛、そしてサポート、本当にありがとう。試合は素晴らしいものだったし、私たちアスリートのために安全な環境を作ってくれた。そのことに感謝と祝福を伝えたい。とてもフレンドリーで、私たちを迎えてくれたボランティアの方々を称えたい」

 そして日本語で「ありがとう日本」と締め括った。

 なでしこジャパンとの準々決勝では、試合後に大粒の涙を流していた杉田妃和をなぐさめるように抱きしめたアスラニ。日本へのリスペクトの気持ちは最後まで変わらなかった。

 前回のリオ五輪に続き、2大会連続で銀メダルのスウェーデン。3年後のパリ五輪では悲願の金メダルを手にできるだろうか。その前に、23年にオーストラリアとニュージーランドの共催となるワールドカップでの飛躍にも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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