「最終ラインに安定をもたらした」シュツットガルト伊藤洋輝のデビューを、現地メディアは軒並み高評価!

2021年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

先制点の起点となる働きと、守備面で高く貢献

ドイツで公式戦デビューを果たした伊藤。(C)Getty Images

 現地時間8月7日、ドイツのDFBポカールの1回戦が各地で行なわれた。今夏にジュビロ磐田からドイツに渡った伊藤洋輝が、加入したシュツットガルトで公式戦デビューを果たした。

 BFCディナモとの1回戦に、伊藤は3バック中央で先発。26分、中央でボールを保持すると、左サイドに抜け出したDFボルナ・ソサへ正確なロングフィードを送る。ソサはすかさず中央にクロスを送り、ハマディ・アル・ガディウィが頭で合わせて先制点を叩き込んだ。

 前半アディショナルタイムにソサが追加点を挙げ、後半には4ゴールを叩き込んで、6-0でシュツットガルトが圧勝している。
 
 今シーズン初の公式戦でデビューを果たした日本人プレーヤーに対して、現地メディアは軒並み高評価を与えた。

『rbb24』は、「ディナモは当たり前のように苦戦した。シュツットガルトの先制点は見事であり、伊藤の素晴らしいパスが目を引いた」と名指しで称えている『Weltfussball』も「両SBの働きは見事でも、失点を防ぎきれなかったシュツットガルト。だが、新加入の伊藤洋輝が最終ラインに安定をもたらした」と称賛した。

 また、現地紙『BILD』は「ドイツでの初めての公式戦で、ディフェンスの中央に入った。この日本人は落ち着いたパフォーマンスを見せ、ほとんど危ない場面を見せずに守備をしていた。ソサへのパスで先制点の起点となるなど、フィールドで権力を持つものとして良いパフォーマンスを発揮した」と高評価を与えている。

 加入当初はU-23チームからのスタートが想定された22歳の日本人プレーヤーだが、プレシーズン合宿からトップチームに帯同しており、このままリーグ開幕を迎える可能性が高まってきたようだ。

 同クラブに所属する遠藤航は東京五輪参加のため、まだチームに復帰していないが、ブンデスリーガは13日に開幕する。シュツットガルトは14日、グロイター・フュルトとの初戦を迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】試合後にはマタラッツォ監督から労われる姿も。伊藤のドイツデビューの様子は必見

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