【男子決勝】ブラジルが延長戦の末2-1でスペインを下し、2大会連続2度目の金メダル!/東京五輪

2021年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝負は90分で決着がつかず延長戦に

ブラジルがスペインとの死闘を制し、2大会連続2度目の金メダルを掴み取った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 東京五輪男子サッカーの決勝戦が8月7日、横浜国際総合競技場で行なわれ、延長戦の末、2-1でブラジルが勝利し、金メダルに輝いた。

 熟練のパスワークでボールを動かしながら攻撃の糸口を探るスペインに対し、ブラジルはサイドチェンジを織り交ぜながら1対1の局面を作り、より個を強調した仕掛けで優位に立とうとする。

 立ち上がりからお互いに持ち味を出し合い、チャンスを作り出すことはできていたが、それをゴールに結び付けられない時間が続く。そうした展開のなかで38分、ブラジルに先制のビッグチャンスが訪れる。

 ハイボールの争いで、スペインGKウナイ・シモンとブラジルのマテウス・クニャがペナルティエリア内で激突。VARのチェックが入り、オンフィールドレビューの結果、PKの判定に。しかし、リシャルリソンのキックは大きくバーの上に外れる。

 絶好機を逸したブラジルだが、前半終了間際にスコアボードを動かす。45+2分、クラウディオのクロスを逆サイドでダニ・アウベスが折り返す。ふわりと浮き上がったボールをクニャが相手選手に囲まれながらも上手くおさめると、右足でコースをついたシュートを突き刺す。リードを得たブラジルが1-0で前半を折り返す。
 
 迎えた後半、スペインが試合を振り出しに戻す。61分、右サイドで縦パスに抜け出したカルロス・ソレルがクロスを入れると、ファーで待ち構えていたミケル・オヤルサバルがボレーで合わせてネットを揺らす。

 その後は一進一退の攻防が続き、90分で決着がつかず、延長戦に突入。そして108分、ブラジルが勝ち越し弾を奪う。カウンターで抜け出したマウコムが敵DFを振り切ると、左足シュートをねじ込み、2-1とする。

 試合はそのままタイムアップ。ブラジルが前回のリオ五輪に続き、2大会連続2度目の金メダルに輝いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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