「ファンとの関係を損なうようなことは…」去就注目のケインが心境吐露。「予定通り」7日からの合流も明言

2021年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕のプロ意識を疑うようなコメントを読んで心が痛んだ」

下部組織から所属する生え抜き大エースのケイン。新天地へ渡り、キャリアの第2章を迎えるのだろうか。(C)Getty Images

 渦中の男、ハリー・ケインが7日からのチーム合流を明言した。

 悲願のタイトル獲得へ、ビッククラブへの移籍を希望しているとされるケイン。しかし、所属クラブのトッテナムのダニエル・レビー会長は、1億5000万ポンド(約210億円)以下の入札を拒否するとして、移籍交渉は難航するなかで、ちょっとした事件も起こっていた。

 イングランド代表のキャプテンとしてEUROを戦った28歳は、惜しくもPK戦の末に敗れたイタリアとの決勝の後、3週間の休暇を経て、8月1日にトッテナムに戻る予定となっていたが、練習場に姿を見せなかったのだ。その行動は「レビー会長への圧力」などと報じられ、一部のOBは「サポーターへのリスペクトに欠ける」と断罪するなど、世界中で様々な憶測が飛び交っていた。

 そうしたなか、だんまりを決め込んでいたケインがついに沈黙を破った。6日に自身のSNSを更新し、こう声明を発表したのである。
 
「スパーズでデビューしてから、もうすぐ10年になる。その間ずっと、ファンのみんなは僕に完璧な愛でサポートしてくれた。だからこそ、今週僕のプロ意識を疑うようなコメントを読んで心が痛んだ。状況の詳細については言及しないが、僕はトレーニングを拒否することはないし、これまでもそうしてきた。明日からは予定通りクラブに復帰する。

 僕がクラブに在籍している間、僕に揺るぎないサポートをしてくれたファンのみんなとの関係を損なうようなことはしない。これまでも、今日のようにそうしてきた」

 マンチェスター・シティ加入が囁かれるなかで、ミスター・スパーズが今後歩む道はいったい…。兎にも角にも、ケインのサポーターへの揺るぎない愛だけは確かなようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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