「どちらかもう少し引っ張っても良かった」Wエースの同時替えに前園真聖が疑問符。ファンの間でも議論に【東京五輪】

2021年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督は走れるのか?とか聞かないのですか」

久保(左)と堂安(右)は90分終了時、一緒にベンチに下がった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)/JMPA代表撮影

 日本代表は8月3日、東京五輪の準決勝でスペイン代表と激突。再三ピンチを作られながらも、GK谷晃生の好守もあり何とか耐え凌いでいたが、延長に入り迎えた115分にマルコ・アセンシオに左足で叩き込まれ、0-1で敗れた。

 この一戦を元日本代表FW前園真聖氏は、ツイッターを通じて解説。吉田麻也のファウルが取られ、相手にPKが与えられた際(後にVAR介入の末、取り消し)には「吉田麻也が先にボールに触っているからPKではないはず!!」と猛アピールするなど、場面に応じて臨場感たっぷりにコメントを寄せた。

 さらに、90分の戦いを終えた際に「三好(康児)と前田(大然)のカードはあるが、堂安(律)と久保(建英)の交代は今は考えづらい」とつぶやいていた前園氏は、延長開始時に2人同時にベンチに下がったなかで日本が敗退となると、この交代に触れ、以下のように見解を示した。

「久保と堂安をどこまで引っ張るかがポイントでした。アセンシオンのようにワンチャンスを決めきる決定力のある技術を持っている選手は久保と堂安だと思っています。相手も足が止まる時間もあり日本の時間帯があったことを考えるとどちらかもう少し引っ張っても良かったと思う。ただもう次ですね」
 
 アトランタ五輪には主将として出場した先輩による、交代を巡る発言には、多くのファンが反応。コメント欄ではちょっとした議論となっている。

「共感。片方はもう少し引っ張ってほしかった」
「90分間際の堂安のドリブル、あの時間帯であそこまでできる選手を延長から下げる意図が全くわかりませんでした」
「フレッシュさも大事ですが、いわゆる『もってる選手』も大事」
「今回のチームは、間違いなく『久保と堂安のチーム』なので、どちらかを残して欲しかった」
「特に堂安が抜けてしまったことで得点の匂いは全くしなくなった気がします」
「監督は走れるのか?とか聞かないのですか」
「采配に疑問の残る試合になりました」
「久保は後半全く動けてなかったので、妥当かと」
「どちらも仕事をさせて貰えてませんでしたから仕方ありませんし、結果論ですよね」
「両者が下がったのはやはり疲労の蓄積が無視できない段階まできてたのでしょう」

 6日には銅メダルを懸けメキシコと対戦。しっかりと休息を取ると同時に、気持ちも切り替え、日本サッカー界に確かな足跡を残したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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