「辞めたいと思った」16歳の超新星ムココが1年目で感じた重圧を明かす「年齢に関する報道がとてもストレスになった」

2021年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨季、16歳28日でブンデス史上最年少弾を記録

16歳の超新星、ムココの2年目の挑戦に注目が集まる。(C)Getty Images

 ドルトムントのドイツU-20代表FWユスファ・ムココが、デビュー1年目で感じた重圧を明かした。英メディア『SPORT BIBLE』が独メディア『WAZ』のインタビューを8月1日に伝えている。

 ドルトムントのユース時代には88試合で141ゴールと、10代前半からメディアを賑わせていた神童は15歳の昨季、満を持してトップチームに昇格。すると、12月のウニオン・ベルリン戦で初ゴールをマーク。16歳28日での一発は、ブンデスリーガ史上最年少記録となった。

 900万(約12億6000万円)ポンド相当でナイキと10年の大型契約も結び、将来を嘱望されているムココだが、一方その裏では相当な苦労があったようだ。「当初は特に年齢が話題になると、報道がとてもストレスになった」と語っている。

「もうこんなことをしたくないと。辞めたいとさえ思ったよ。だけどトレーナーがたくさん助けてくれて、支えてくれたんだ。そのおかげでピッチの上では全てを忘れることができたよ」
 
 自信に満ちた16歳は今、昨季以上の成績を残すことを目指している。

「最初のシーズンよりも多くの時間に出場し、より多くのゴールを決め、より多くのアシストをしたいと思っている。チームが僕を必要としているときには、常にそこにいたい。もちろん、それは難しいことだと思う。しかし、自分の能力に自信を持たなければならない。僕はもっと多くのプレー時間を得られると確信している」

 ルーキーイヤーは、デビュー当初こそコンスタントに出場を重ねたものの、終盤は怪我に泣き全休を余儀なくされた。ムココにとって、フル稼働がまずは大きな目標のひとつであることは間違いない。

 新シーズンでは1年を通し、世界中にビッグニュースを発信し続けることはできるか。超新星の2年目に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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