東京オリンピックの男子サッカーは７月31日、準々決勝の４試合を開催。埼玉スタジアム2002では、ブラジル対エジプトの一戦が行なわれ、１₋０でブラジルが勝利した。

　最初にチャンスを得たのはエジプト。12分、相手ゴール前で混戦のなか、アクラム・タウフィークが意表を突くヘディングを放つが、惜しくも枠を外す。

　その後はブラジルがボール保持する展開が続き、ついにスコアが動く。37分、ゴール前中央でパスを受け取ったマテウス・ク―ニャが冷静に右足を振り抜き、ネットを揺らした。

　ブラジルの勢いは止まらない。44分にはペナルティエリア前でFKのチャンス。しかし、ドウグラス・ルイスのシュートは枠の外に。その後、スコアは動かず、ブラジルのリードで前半を折り返す。
 

　後半に入っても、ペースを握るのはブラジル。巧みにパスをつなぎ相手を翻弄させるだけでなく、ボールを奪い返すスピードも上げ、エジプトを圧倒する。

　67分にはスルーパスに反応したパウリーニョが、相手GKと１対１になるも、これは正面。こぼれ球も必死に奪い返してゴールを狙うが、追加点とはならなかった。

　追いかけるエジプトは少ないチャンスからシュートまで運ぶが、ブラジルGKサントスら守備陣の好プレーもありゴールを奪えず、そのまま試合終了。１₋０でブラジルが４強入りを果たした。

　準決勝は８月３日、韓国対メキシコの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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