東京オリンピックの女子サッカーは７月30日、各地で準々決勝の４試合を開催。茨城カシマスタジアムではイギリス対オーストラリアの一戦が行なわれ、４₋２でオーストラリアが勝利を収めた。

　E組１位のイギリスとG組３位のオーストラリアという、順位が離れた対戦カードだったが、先にスコアを動かしたのは後者だった。35分コーナーキックから、DFアランナ・ケネディがヘディングを放ち、ネットを揺らすと、その後はオーストラリアがボールを保持する展開に。イギリスも必死に追いかけるが、１－０でオーストラリアがリードして前半を終了した。

　後半に入ると、イギリスが一気に攻撃のギアを上げる。57分、右サイドからのクロスに反応したFWエレン・ホワイトがヘディングを決め同点。さらに66分、ふたたびE・ホワイトが右足から得点し逆転。このまま勝負が決したかと思った89分、後方からのロングボールを胸トラップしたFWサム・カーが冷静に決め、オーストラリアが追いつく。

　そのままスコアは動かず、２₋２の同点により延長戦に突入。
 

　延長戦でもオーストラリア優位の流れは止まらず。同点に追いついた勢いのまま、103分にFWマリー・ファウラー、106分にはS・カーの今試合２得点目が決まる。終盤にイギリスが１点を返したものの、４₋３で試合終了。オーストラリアが再逆転で勝利を収め、初のベスト４進出を決めた。

　オーストラリアは、８月２日の準決勝でスウェーデンと横浜国際総合競技場で対戦する。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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