「日韓戦を回避せよ!」ホンジュラス戦を控える韓国代表に母国紙が勝利を厳命!「アジア大会を思い出せ」【東京五輪】

2021年07月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ともに首位通過ならば決勝・3決まで対戦はなし

ルーマニア戦大勝でV字回復を遂げた韓国。最終戦でホンジュラスを打ち破って8強を決めるか。(C)Getty Images

 東京五輪・サッカー競技のグループリーグが、いよいよ最終節を迎える。なんと2節を終えて、出場16チームでベスト8進出を決めているチームがゼロという大混戦。2連勝で首位の日本はフランスとの決戦に臨み、勝つか引き分ければ文句なしで1位突破が決まる。

 そんななか、俄然上昇ムードに沸いているのが韓国だ。第1戦で攻守に精彩を欠き、ニュージーランド相手に0-1の苦杯を舐めると、国内で大バッシングが巻き起こった。しかし背水の陣で臨んだルーマニアとの第2戦では、エースMFのイ・ガンインを先発から外す荒療治も奏功し、高いインテンシティーで敵を圧倒。4-0大勝で他の3か国と勝点3で並び、得失点差で首位に躍り出たのだ。

 全国紙『中央日報』は「ルーマニア戦で完全に潮目が変わった。いまはポジティブな要素しか見当たらない」と称賛。最終戦でぶつかるホンジュラスは、5年前のリオ五輪・準々決勝で0-1の惜敗を喫した仇敵だ。「あのときのチームとは異なり、今回のホンジュラスはかなり攻撃的チームだが、ラフプレーに苦しめられた5年前の雪辱を果たすときが来た。かならずや勝利して、グループを首位通過しなければならない」と厳命した。

 同紙は、グループAは日本が1位で抜けてくると予想。もし韓国が引き分けてグループBを2位通過すれば、準々決勝で日韓戦が実現する。これは避けるべきだと訴えるのだ。

「今回の日本は、この五輪で結果を出すためにしっかり準備をしてきたチームだ。出場16チームで唯一開幕2連勝を飾っており、吉田麻也、遠藤航、堂安律、そして久保建英と欧州プレーヤーもずらりと並ぶ。国内で"史上最強"と謳われているのも納得で、そこに加えてホームアドバンテージもある。是が非でもここでの対決は避けたい」
 
 一方で、同国史上初の五輪金メダルを狙う韓国。いずれは日本を倒さなければならない。同紙は「2018年のアジア大会を思い出してほしい。当時の韓国はグループリーグが不調で辛うじて突破したが、決勝トーナメントに入ってから調子を上げ、最終的には(決勝で日本を負かして)優勝したではないか。あの再現を狙おう」とのオチをつけた。

 はたしてグループリーグ最終節を経て、日韓両国の行方はどうなるのか。会場はともに横浜総合国際競技場。キックオフ時間は韓国vsホンジュラス戦が17時半、日本vsフランス戦が20時半となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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