「セットプレーの威力は脅威だ」AFC公式がチリ戦を控えるなでしこジャパンに警鐘!「カナダを猛攻で追い詰めた」

2021年07月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

決勝T進出を懸けての重要な一戦となる

チリのキャプテンも務めるエンドラー(左)、DFのゲレーロ(中央)、サエス(右)(C)Getty Images

 なでしこジャパンは7月27日、東京五輪にグループステージ第3戦でチリと対戦する。

 初戦でカナダに1-1、第2戦でイギリスに0-1で敗れたなでしこにとって、決勝トーナメント進出をかけた大切な一戦だ。対戦するチリは2連敗しているが、日本との試合に勝利することで、決勝T進出の可能性を残している。

 連日、日本で行なわれているオリンピックの試合を速報で伝えているアジア・サッカー連盟(AFC)は26日、「日本代表の夢の実現に向けて、チリ戦ではミスが許されない」となでしこジャパンに警鐘を鳴らした。

「なでしこジャパンが宮城スタジアムで対峙するのは、オリンピックで好印象を残し続けているチームだ。初戦ではイギリスに屈することなく果敢に戦い、2-0で敗れたものの、カナダ戦でも同じように挑み、2点をとられたが、あきらめずに攻め込み、PKで1点を返して一矢報いた。勢いを感じさせるチームだ」
 
 そして、注目選手としてリヨンに所属するGKクリスティアナ・エンドラーの名を挙げ、「チームで絶大な信頼を寄せられている最後の壁」と評した。さらに、特に警戒すべきプレーヤーとしてDFのふたりを挙げている。

「このチームに参加しているカミラ・サエスとカルラ・ゲレーロは、前回のFIFA女子ワールドカップでもセットプレーの脅威として警戒されていたプレーヤーだ。日本も警戒すべきだろう。南米のチームには独特なリズムがあるので、相手のペースに合わせてしまうのは危険だ。高倉麻子監督も『南米勢を甘く見てはいけない』と警戒していたが、その言葉通りだろう」

 第3戦は、日本対チリ、そしてカナダ対イギリスが同時刻にキックオフされる。日本にとっては、初の有観客試合となるこの一戦で、なでしこジャパンは決勝T進出の切符を掴み取ることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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