「私たちは団結している」“主力不在”ながら早々に8強進出! 英国女子代表が五輪で本領を発揮できる秘訣とは?

2021年07月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今までプレーした中で最もクールな場所」も明かす

スコットランド代表から選出されたキム・リトル(8番)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 7月24日、東京五輪のグループステージ第2戦で、イギリス女子代表と日本女子代表の一戦が行なわれ、1-0でイギリスが白星を飾った。同チームはチリとの初戦も2-0で勝利しており、2連勝で勝点6とし、早々に準々決勝進出を決めている。

 今回の東京五輪に、イギリスチームはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの連合で臨んでいる。主将はイングランド代表FWフラン・カービーが務める方向だったが、ここ2戦は負傷のためスカッドを外れており、スコットランド代表のキム・リトルがキャプテンマークを巻いている。

 普段はそれぞれのチームでプレーする彼女たちだが、今回のオリンピックでは見事な融合を果たしている。その秘訣を、リトルは「ピッチ上でお互いのことを信じられるのが強み」と語ったようだ。英紙『The Guardian』が報じている。

「新しい選手や世界のトップレベルの選手たちと一緒にプレーするのは素晴らしいこと。私たちはその恩恵を受けて、大会を通してどんどん良くなっていきたいと思っている。マンチェスター・シティのチームメートがたくさんいることもラッキーだった。でも、サッカーという共通語を持っていれば、友人との連係はさほど難しくはない」
 
 加えて、日本という普段とは異なる環境でのプレーも、「今のところ楽しめている」という。特に、「札幌ドームは本当に最高。今までプレーした中で最もクールな場所よ。暑くないのが気に入った」と述べたようだ。

 ちなみに、イギリス女子代表チームには、選手発案で「電話禁止令」なるルールが共有されているという。罰金などを科せられる厳格なものではないようだが、「積極的に電話をすることを避ける」ことで、チーム間のコミュニケーションを高めることを目的としているという。

 リトルは「私たちはとても団結力を高めている。日本だけではなく、すべての国に勝つための準備ができているから、自信をもって戦っていく」と語ったようだ。

 優勝を目標に掲げているイギリスの快進撃は、果たしてどこまで続くのか。27日のカナダ戦でのパフォーマンスにも注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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