【グループB第2節展望】韓国が狙うのはルーマニアの背後のスペース。ホンジュラスの屈強FWがNZの堅守に挑む!

2021年07月24日 河治良幸

初戦黒星の韓国とホンジュラス、もし2敗目を喫すれば…

初戦黒星の韓国。今大会初勝利のカギを握るのは、ファン・ウィジョとイ・ガンイン(中央)による縦のホットラインだ。(C)Getty Images

▼ニュージーランド×ホンジュラス
(7月25日/17:00キックオフ@茨城カシマスタジアム)

 韓国に勝利して波に乗るニュージーランドは、前回大会4位のホンジュラスをも飲み込むか。

 日本との強化試合の記憶も新しいホンジュラスは、初戦で欧州勢のルーマニアに0-1の敗戦を喫したものの、不運なオウンゴールの1失点のみ。チャンスの数でも相手を上回っていた。

 4-4-2の左サイドハーフを担うリゴベルト・リバスがキーマン。ただし、韓国を相手に5バックでクリーンシートを達成したニュージーランドのブロックに風穴を開けるには、屈強なFWジョルジュ・ベルグチェのフィニッシュにもかかっている。

 一方のニュージーランドはオーバーエイジの大型FWクリス・ウッドが韓国戦でこぼれ球から殊勲の決勝ゴール。引き続き絶対的なエースとして期待されるが、そのゴールにつながるミドルシュートを放ったMFジョー・ベルにも注目だ。
 
▼ルーマニア×韓国
(7月25日/20:00キックオフ@茨城カシマスタジアム)

 ニュージーランドに敗れた韓国はこの試合に負けると、3試合目を待たずして敗退が決まる可能性が出てくる。MFイ・ドンキョンが決勝ゴールを記録したウッドとの握手を拒否したことが国内外で非難されるなど不穏な空気感もあるが、果たしてどうなるか。

 がっちり守備を固められたニュージーランド戦と違い、ルーマニアはよりアグレッシブに来る分、逆に背後のスペースは見出しやすい。鍵を握るのはオーバーエイジの元ガンバ大阪FWファン・ウィジョと、トップ下のイ・ガンインによる縦のホットラインだ。

 3-4-3が予想されるルーマニアは10番を付けるボランチのアンドレイ・チョバヌによる良質な組み立てが肝。そこから右サイドのアンドレイ・ラティウがFWジョルジェ・ガネアらに正確なクロスを供給する。

文●河治良幸

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