【グループD第2節展望】初戦白星のブラジルとコートジボワールが激突!ドイツはサウジのパスワークに苦しむか

2021年07月24日 河治良幸

浅野拓磨のチームメートになるドイツのレーヴェンは注目だ

ドイツ戦で4得点を挙げ快調な滑り出しを見せたブラジル。(C)Getty Images

▼ブラジル×コートジボワール
(7月25日/17:30キックオフ@横浜国際総合競技場)

 ドイツとの打ち合いを制したブラジルと、サウジアラビアに苦しみながらも初戦を勝利で飾ったコートジボワール。メンバー的にも本気度の高い両国だけに、メダルの行方も占う試合になりそうだ。

 ブラジルはなんと言っても初戦ハットトリックの10番リシャルリソンが抜群の能力を発揮している。エバートンに在籍する気鋭のアタッカーが、ワールドクラスのセンターバックであるマンチェスター・ユナイテッド所属エリク・ベイリとの"プレミア対決"で上回ることができるか。

 コートジボワールは中盤の要であるフランク・ケシーがサウジアラビア相手に決勝ゴールを挙げるなど好調をアピール。2列目からゴールを狙いつつ、売り出し中のFWクリスチャン・クアメに決定的なパスを供給する。ブラジルはセンターバックのジエゴ・カルロスが鉄壁の守備を見せるか。
 
▼サウジアラビア×ドイツ
(7月25日/20:30キックオフ@横浜国際総合競技場)

 ブラジルのリシャルリソンにハットトリックを許すなど4失点で敗れたドイツは守備面の立て直しが急務となる。

 4-2-3-1をベースとするサウジアラビアは、ブラジルほど前線の破壊力がないものの、アジア随一とも言えるパスワークはドイツにとっても厄介なはず。コートジボーワール戦でゴールを決めたアル・ドサリ、センターフォワードのアル・ハムダンによるフィニッシュワークを、シュトゥットガルトに加入が決まった守護神フロリアン・ミュラー、ビーレフェルトで堂安律の同僚だったセンターバックのアモス・ピーパーらが防げるか。

 逆にドイツの攻撃は、ブラジルからゴールを奪ったナディム・アミリとラグナー・アシュ、オーバーエイジのマックス・クルーゼなどタレント豊富だが、ブラジル戦で退場となったマクシミリアン・アルノルトに代わる起用をシュテファン・クンツ監督がどうしてくるのか。来季ボーフムで浅野拓磨のチームメートになるエドゥアルト・レーベンは注目だ。

文●河治良幸

【五輪PHOTO】ペドリ!リシャルリソン!久保!東京オリンピックで注目の30選手を一挙紹介!

【五輪代表PHOTO】スペイン、ドイツ、ブラジル…スター選手も参戦する東京オリンピック参加の男子16チームを紹介!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事