久保建英が南アフリカ戦で決めたゴラッソをスペイン大手紙が大絶賛!「レジェンドに敬意を表わした」

2021年07月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クボが日本チームをリードしていた」

ゴラッソを決めた瞬間の久保。ゴールを確信していた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 7月22日、東京五輪の男子サッカー、U-24日本代表は南アフリカと対戦し、1-0で勝利を収めた。

 勝利を引き寄せるゴールを決めたのは、久保建英だ。前半から主導権を握って攻め込みながらも、南アフリカの鉄壁を崩せずにいた日本だが、スコアレスで迎えた71分、右サイドで仕掛けた久保が、その壁をこじ開けた。

 田中碧からのサイドチェンジをワントラップで収めた20歳のアタッカーは、右サイドからのカットインで左足を一閃。ファーに蹴りこんだ鋭いシュートがポストに当たって跳ね返り、ゴール内側に吸い込まれた。

 決勝ゴールとなったこのゴラッソに称賛を送ったのが、スペイン紙『AS』のルイス・ミゲル記者だ。「この試合で、クボは日本チームをリードした」と名指しで称えている。
 
「前半から久保は目立っていた。レアル・マドリーの選手は自由自在に前線を動き回っていた。特に、右サイドでリツ・ドウアンとのコンビネーションを見せる瞬間が本当に光っていた。久保は必ず堂安との連係を狙っていたし、たびたび好機も作っていた。

 南アフリカが"守り"のミッションを遂行していたため、日本は苦戦した。ゴール前に居座る高身長の相手に手を焼いたが、後半、久保と堂安がポジションを入れ替えてからはすべてがスムーズにいった。久保は右サイドから魔法のようなシュートを放ち、この試合における最初で最後のスコアラーとなった」

 そして、このシュートはまるで、あるレジェンドを彷彿とさせると綴っている。

「あの鋭い軌道、カットインの仕方、DFの懐への入り方は、数日前に引退を表明したオランダ代表のレジェンド・ストライカー、アリエン・ロッベンを思い起こさせた。久保は、元バイエルンの神話的なプレーにリスペクトを表したかのようだ。日本は、勝利に値するチームであり、僅差であるが勝利した。これは大きい功績だ」

 今大会で、日本は、金メダルを目標に掲げている。次戦は、フランスを4-1で粉砕したメキシコと対戦する。久保の躍動は、日本を勝利に導くはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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