「ちょっとシャイだったかな」。吉田麻也が「本来はもっとできる」とチームに発破をかける。「大会のキーポイント」についても言及

2021年07月22日 サッカーダイジェスト編集部

「もっと最初から自信をもってやるべきだと思います」

南アフリカ戦に先発した吉田麻也。無失点勝利に貢献した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 U-24日本代表は7月22日、東京五輪のU-24南アフリカ代表戦に臨み、1-0で勝利した。

 日本は序盤、南アフリカの堅守に苦しみ攻めあぐね、前半をスコアレスで終えたが、71分に均衡を破る。久保建英が右サイドからカットインし、強烈なシュートで決勝弾を叩き込んだ。

 試合後、主将の吉田麻也は、無失点勝利に収穫を感じつつも、ゲーム内容については改善点を挙げてチームに発破をかけた。

「前半、チーム全体としてちょっとシャイだったかなと思いますけど、なんとか1点を取れて、それを守り切れたと思います。ただ、本来はもっとできるチームだと思うので、もっと最初から自信をもってやるべきだと思いますし、勝っている時の戦い方はもっと良くなるべきだと思います」
 
 南アフリカに新型コロナの陽性者が出て、開催が危ぶまれたなかでの一戦だったが、吉田は「特にチームとしては問題なかった。しっかりと検査で陰性が出ていますし、ほとんどの選手はヨーロッパでそういう形でやってきているので、そんなに大きな混乱はなかった」とキッパリ述べる。そしてこう続けた。

「もちろん(相手も)ベストでフェアに戦えれば一番良かったですけど、今回の大会はこれもひとつのキーポイント。引き続き僕らは感染者が出ないようにしっかり自制してやっていきたい」

 さらに吉田は無観客試合での開催について、「もちろん、これだけ良いスタジアムでサポーターがいてくれたら、もっと良かったと思いますけど」と前置きしたうえで、「カメラの向こうで1億人のファンの皆さんが応援してくれていると信じています」とコメントした。

 グループステージ2節では、7月25日に埼玉スタジアムでメキシコと対戦する。第1節でフランスに4-1で勝利したメキシコに、どんな戦いを見せてくれるのか。日本のパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

【五輪代表PHOTO】U-24日本1-0U-24南アフリカ|均衡した展開の中で久保が値千金の先制弾!五輪初戦を勝利で飾る!
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