「10失点より3得点!」格下ザンビアが強豪オランダ相手に見せた闘志を英絶賛!「歴史を作った」【東京五輪】

2021年07月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

1試合・10得点は五輪史上最多レコード!

10得点のオランダも凄いが、存分に気概を示したザンビアも称えられて然りだ。(C)Getty Images

 世界ランキング4位と104位の初対戦は、13ゴールが飛び交うド派手な90分となった。

 水曜日に宮城スタジアムで開催されたのが、東京五輪・女子サッカーのグループF第1節、ザンビア対オランダの一戦だ。2019年のワールドカップ準優勝チームで、今大会の優勝候補の一角を担うオランダに対して、メジャー大会初出場のザンビアがどんな戦いを見せるのか。注目ゲームはオランダの10対3大勝に終わったが、アフリカの新鋭が示したファイティングスピリットも称えられて然りだった。
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 そんなザンビアの戦いぶりに賛辞を送ったのが、英公共放送『BBC』だ。「ザンビア女子代表チームの五輪デビューゲームは(良くも悪くも)忘れられないものとなった。欧州王者のオランダを相手に堂々と戦い抜いたのだ」と評し、次のようにレポートしている。

「前回ワールドカップのファイナリストを相手に、(FIFAランクが)104位の彼女たちは10失点を喫したが、ゲーム内容はきわめてポジティブなものだった。結果的に3得点を挙げた事実がなによりも大きいだろう。主将のバーブラ・バンダは記念すべき母国の五輪第1号ゴールを決め、なんと終盤の2得点でハットトリックを達成。アフリカの女子選手にとっては五輪史上で初の快挙となったのだ」
 
 試合は9分、オランダのビビアン・ミーデマに先制点を奪われたザンビア。0-3から1点を返したが、その後も敵は攻勢の手を緩めずゴールの山を築かれる。それでも諦めないザンビアは1対10となっていた終盤の82分と83分にバンダが意地のゴールを決め、3得点をもぎ取った。

 さらに『BBC』は「完全に格下と見られていたザンビアだが、見応えあるゲームを繰り広げた。大差がついたとはいえ、スター軍団のオランダに真正面から勝負を挑んだのである」と持ち上げている。

 それにしても、オランダの攻撃力は凄まじい。1試合での10得点は五輪での史上最多ゴール数(1試合での合計13得点も新記録)で、ミーデマの4得点に加えて、エースのリーケ・メルテンスもハットトリックと大暴れした。同じ日にアメリカを3-0で打ち負かしたスウェーデンに、チリを一蹴した英国と、欧州勢はいずれもかなりコンディションが良さそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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