「マナの合流が待ちきれない」グーナーが岩渕真奈の“ナイスゴール”に興奮!「並みのGKには防げない」

2021年07月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ゴラッソに称賛の声が続々

来季はアーセナルでプレーする岩渕。(C)Getty Images

 7月21日、東京オリンピック女子サッカーのグループステージ第1戦が開催された。なでしこジャパンは強豪のカナダと対戦し、1-1の引き分けで試合終了ホイッスルが鳴った。

 開催国として参加した日本だが、試合開始から6分、この日、代表通算300試合出場を達成した38歳FWクリスティ・シンクレアに通算187ゴール目を叩き込まれ劣勢に。

 前半をどうにか1失点でしのぎ切った日本は、後半から菅澤優衣香と替わって出場した田中美南がPKを獲得。しかし、これをGKステファニー・ラビーに防がれ、同点に持ち込むことができない。

 その直後には左サイドから押し込まれてネットを揺らされるが、オフサイドの判定で難を逃れる。勢いづいたカナダに押し込まれる場面が増え、日本としては嫌な流れになった。これを断ち切ったのは、イタリアの名門ミランでプレーする長谷川唯と、イングランドでプレーする岩渕真奈だった。

 84分、長谷川からのロングフィードに反応して抜け出した岩渕が、DF2人にはさまれながらも、冷静にGKの位置を確かめて右足を振りぬく。約20メートルのロングシュートでネットを揺らし、日本に待望の同点弾をもたらした。
 
 このゴラッソに喜んだのが、来シーズンから岩渕の加入が決まっているアーセナルのファン、グーナーたちだ。時差があるにもかかわらず、サポーターからは日本人アタッカーに称賛の声が上がった。

「マナはスペシャルだ」
「並みのGKでは防げないようなオフバウンド。GKは多分、もう一歩踏み出してからシュートを打つと思って飛び出したんだろう。マナの思うつぼだったな」
「このゴールはすごく不思議な感じがする。打った後に、ゴールに入るまでが妙に長く感じるんだ」
「正GKが負傷して交代したことも、カナダにとっては不幸。日本にとってはチャンスになった」
「ひいき目じゃなく、すごくいいゴールだ」
「マナの合流が待ちきれないよ。チームで、(この日オランダ代表としてゴールを決めた)フィフィアネ・ミデマーとの連係が楽しみ」

 なでしこを初戦敗北の窮地から救った28歳の岩渕に対する期待は現地でもうなぎのぼりのようだ。

 なでしこの次戦は、24日のイギリス戦だ。難敵を相手に、背番号「10」の躍動が期待されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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