東京五輪がいよいよ幕を開けた。７月22日に札幌ドームで行なわれた女子サッカーのイギリス対チリの一戦は２-０でイギリスが勝利した。

　立ち上がりからペースを掴んだのはイギリス。11分にはスタンウェイのシュートを相手GKが弾き、そのこぼれ球にオワイトが詰めてネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定で得点ならず。

　その後も優勢に試合を進めるイギリスが18分に先制に成功する。右サイドを駆け上がったブロンズがクロスを入れると、ファーサイドでヘンプが折り返し、最後はホワイトがダイレクトで蹴り込む。

　テンポの良いパスワークと両サイドを効果的に使った攻撃を見せるイギリス。とりわけ20歳のヘンプは左サイドで果敢なアタックを何度も繰り出し、チリ守備陣に脅威を与える。

　思うように自分たちのリズムに持ち込めないチリは、球際で懸命に戦いながら反撃の糸口を探るも難しい時間帯が続く。前半はイギリスの１点リードで折り返す。
 

　迎えた後半もイギリスが主導権を握るなか、73分に追加点をゲットする。右サイドからブロンズがクロスを入れると、ゴール前でスタンバイしていたホワイトが巧みなボレーを突き刺し、２-０とする。

　試合はそのまま終了。イギリスが盤石の強さでチリをくだし、勝点３を手にした。

　７月24日に予定されているグループステージ第２戦、イギリスは日本と、チリはカナダと札幌ドームで対戦する。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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