【J1展望】1stステージ・15節|松本-FC東京|“失点グセ”のある松本が、2戦連発を狙う三田を止められるか?

2015年06月06日 サッカーダイジェスト編集部

松本――無失点が最大のミッション。FC東京――好調・三田の奮闘に期待。

故障者/松本=後藤、那須川、谷奥、棗 FC東京=羽生、米本、石川、佐々木
出場停止/松本=なし FC東京=森重

J1リーグ 1stステージ・15
松本山雅FC - FC東京
6月7日(日)/16:00/松本平広域公園総合球技場
 
松本山雅FC
リーグ成績(14節終了時):13位 勝点15 4勝3分7敗 14得点・19失点
 
【最新チーム事情】
●すでに敗退が決まっていたナビスコカップの最終戦はサブ組で戦い、新潟相手に0-3の完敗。
●その間、主力メンバーは2連休。コンディションの回復に努めた。
●直近の公式戦3試合で連続3失点……。練習では守備の立て直しに注力した。
 
【担当記者の視点】
 直近の公式戦3試合で白星がないばかりか、いずれも3失点と守備が崩壊している。弁解の余地のある失点もあったかもしれないが、ここまで来るともはや"失点グセ"が付いてしまったと言わざるを得ない。憂慮すべき事態だ。
 
 極論すれば、ホームゲームといえども、勝点3より無失点を優先してもいい。相手より多く点を取って勝つようなスタイルではない。第2ステージを見据える意味でも、ここで今一度、守備の再構築に着手し、安定した戦いをするための土台作りをしておきたい。
 
 まずは無失点――。それがこの試合の最大のミッションだ。
 
FC東京
リーグ成績(14節終了時):4位 勝点26 8勝2分4敗 17得点・14失点
 
【最新チーム事情】
●武藤のマインツへの完全移籍が決定。第1ステージ終了後に渡独。
●カニーニが一時帰国、森重が出場停止のCBは、ナビスコカップ・湘南戦で活躍した丸山が吉本とともに先発出場か。
●前節の柏戦で米本が左膝内側靭帯を損傷(全治1か月)。羽生も負傷離脱(右第9肋軟骨骨折/全治1か月)の中盤4枚は、トップ下を置く従来の形ではなくフラットにする可能性も。
●センターハーフの一角には、前節の柏戦で途中出場ながら安定していた野澤を起用か。
 
【担当記者の視点】
 柏に勝ってリーグ戦の連敗を3でストップしたが、守備の局面で貢献していた米本と羽生が揃って負傷離脱。しかも、キャプテンにして最終ラインの大黒柱である森重が出場停止と、アウェーの松本戦に向けて不安が先立つ。
 
 しかし、マインツ移籍が決まった武藤を良い形で送り出すためにも、無様な試合はできない。期待したいのは、その武藤の親友でもある三田。前節の柏戦では強気なプレーで先制点を決めるなど好印象を残した。そのアグレッシブさを持ち込んで、2戦連発を狙いたい。
 
 退団へのカウントダウンが始まった武藤は、得点ランクで大久保(川崎)と並ぶ3位。上位ふたり(鳥栖の豊田とG大阪の宇佐美)との差はわずか1ゴールだけに、もうひと暴れしてトップに躍り出たい。
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