「オリンピックが最後のチャンス」久保建英のマドリー残留は五輪の結果次第? スペイン大手紙が見解

2021年07月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「白のユニホームに腕を通す未来に激変する可能性がある」

東京五輪での活躍とともに去就も注目されている久保。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影) 

 東京五輪のサッカー男子は7月22日に開幕する。ホスト国として参加するU-24日本代表は、17日行なわれたU-24スペイン代表との最後の強化試合を1-1のドローで終え、本大会初戦となる22日の南アフリカ戦に臨む。

 そのスペイン戦で、堂安律のゴールをお膳立てしたのが、久保建英だ。レアル・マドリーが保有する20歳は、新シーズンもレンタル移籍が濃厚視されている。

 そんななか、マドリーのカルロ・アンチェロッティ新監督の下でプレーする可能性について、スペインの大手紙『Mundo Deportivo』が17日付けで見解を示した。

「クボにとっての最終列車。東京オリンピックは、タケフサ・クボにとって、自身を『トップチームにいなければならない』と新指揮官アンチェロッティを説得する最後のチャンスになる」
 
 同紙は「現時点でのクボは、新たなローン先を探す立場にある。だが、オリンピックに参加して結果を残し、サッカーセンスを存分に発揮すれば、その選択肢をくつがえし、白のユニホームに腕を通す未来に激変する可能性がある」としている。

 ただ、「どんなに良い成績を収めても、規則が壁になる」と難しさも指摘している。

「来シーズンにアンチェロッティのもとでプレーするのは非常に難しいのが実情だ。EU圏外の選手であるがゆえに、チームの中でのポジションを奪うことが許されない状況にある。何かが大きく変わるきっかけがなければ、結局のところ、再びレンタル移籍に出されるはずだ。残りたいのであれば、規格外の活躍が求められるだろう。

 レンタルに出るとしたら、本人はマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェでやったように、ラ・リーガのチームを望んでいるだろう。これまでにレアル・ソシエダ、ベティスなどいくつかのチームが彼に興味を示している」

 マドリーのトップチーム入りは、現状では非常に厳しい。だが、EU圏外枠に関しては、ヴィニシウス・ジュニオールのスペイン国籍取得で一枠空く可能性もある。日本を金メダルに導くような活躍を見せれば、晴れて"白い巨人"のスカッド入りを果たす未来が見えてくるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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