スペイン指揮官に強い印象を残したCB冨安健洋。「非常に重要な選手」と言わしめた理由は?

2021年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

33分には見事なインターセプトからの縦パスで好機演出

スペイン戦は前半のみプレーとなった冨安だが、攻守の両局面で存在感を発揮。敵将に強い印象を残したようだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 1-1で引き分けたU-24日本代表とのテストマッチを、U-24スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は次のように振り返る。

「今日の試合は予想どおり、非常にインテンシティが高く、そしてハードな内容となりました。日本代表はフィジカルの面ではスペイン代表よりも良かったと思います」

 来日してまだ間もないなかでのゲーム。EUROから合流したばかりの選手もいる。万全の状態ではなかったにせよ、「内容には満足しています。攻撃のチャンスも比較的作れました」と語る。何度か日本のスピーディなカウンター攻撃を受けたが、「ディフェンス陣もよく守っていた」と労った。

 日本で印象に残っている選手について問われると、「一番よく知っているのは久保選手ですが」としたうえで、こう答えた。

「今日は冨安選手が非常に重要な選手であるということをピッチで見せていたと思います。国際的なレベルの試合に長けている選手で、日本の攻撃の中で活躍をしていました」

 センターバックとして強度の高いディフェンスでスペインの攻撃に対峙していた冨安は、33分には見事なインターセプトからの縦パスで久保のシュートシーンを演出。攻守両面で奮闘していた22歳を、デ・ラ・フエンテ監督は「非常に目立っていました」と評価した。
 
 7月22日に開幕する東京五輪。スペインはグループステージでエジプト、オーストラリア、アルゼンチンと対戦する。日本での暑さ対策を入念に準備し、今回の日本戦では十分に対応できていなかったようだが、「まだ日数は残っていますので、徐々にこの暑さにも慣れていって、乗り越えていけると思います」と先を見据えた。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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