「イニエスタの“お墨付き”」セルティック入りの古橋亨梧を現地紙がさっそく検証!「ゴールの奪い方を知っている男だ」

2021年07月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「神聖な栄光を刻み込んだ、中村俊輔の足跡をたどることになる」

海外初挑戦が決まった古橋。セルティックへの完全移籍が発表された。(C)Getty Images

 7月16日、Jリーグのヴィッセル神戸は、所属する日本代表FW古橋亨梧が、スコットランド1部のセルティックに完全移籍することで、クラブ間合意に達したと発表した。

 これに続き、セルティックも「うれしいお知らせ」とし、古橋の獲得で合意に達したと発表。公式ホームページには、今夏に新たに指揮官となった、元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督のコメントが掲載されている。

「彼を迎え入れることができて、とてもうれしく思う。彼は本物のクオリティを持った選手であり、私が良く知っている人物であることは明らかだ。チームに特別なものを加えてくれるだろうし、彼のプレーがサポーターを興奮させることは間違いない。セルティックで会えることを楽しみにしている」

 また、現地紙『The Scottish Sun』は同日、さっそく「日出国より来たる! キョウゴ・フルハシとはどんな人物か?」という特集を掲載した。
 
「ヴィッセル神戸と、ストライカー、ウインガーもできる古橋の移籍に合意し、メディカルチェックを経てクラブに正式に加入する26歳のストライカーは、クラブに一体なにをもたらすのか?

 グラスゴーでかつて神聖な栄光を刻み込んだ中村俊輔の足跡をたどることになるこのスターは、ゴールの奪い方を知っている男だ。Jリーグで今季、20試合で14ゴールをあげ、得点王となっている。過去2シーズンも2桁得点を記録した」

 また、移籍金については「200万ポンド(約2億6000万円)と推定される」とし、このように続けている。

「スピードとスタミナに定評のある古橋は、神戸でルーカス・ポドルスキ、ダビド・ビジャ、そしてアンドレス・イニエスタといったスター選手たちをプレーしてきた。とくにイニエスタは、中村、水野晃樹に続いてセルティックでプレーする日本人選手に、非常に強い印象を抱いたようだ。

 名手は過去に、『正直に言って、彼にはヨーロッパでプレーする才能が絶対にある。得点だけではなく、テクニックもしっかりしているので、活躍できると思う。スカウトもすでに目を付けているだろうし、彼がいなくなることはチームにとって痛手だ。でも、彼がヨーロッパに行ったら、それを僕はうれしく思うだろう』と"お墨付き"を与えているのだ」

 日本人選手の加入の知らせは、すでに現地でも非常に大きな反響を呼んでいる。海外初挑戦となる古橋は、その期待に応えることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】セルティックへの移籍が決定した古橋亨梧!猛スピードで駆け上がるキャリアを振り返り!
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