レアンドロの2ゴールも実らず、リーグ戦ホーム初勝利を逃す。
【警告】柏=レアンドロ(40分) 浦和=槙野(89分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】武藤雄樹(浦和)
【試合内容】
試合開始直後から浦和はギア全開で柏ゴールに襲い掛かる。宇賀神のパスに抜け出した梅崎が流し込み、33秒で先制(武藤のゴールから修正)。一気にアウェーチームの流れになると思いきや、柏も相手のミスを逃さず5分後に工藤が同点弾を突き刺し、ゲームを振り出しに戻す。
その後は球際で激しい攻防が続き、目まぐるしく攻守が入れ替わるなか、38分に柏がFKのチャンスを獲得。クリスティアーノの強烈なシュートがこぼれたところを、レアンドロがしたたかに押し込み、柏が1点のリードを奪って前半を折り返す。
後半はさらにオープンな展開となり、互いにショートカウンターの打ち合いとなる。68分、CKに槙野がヘッドで合わせて浦和が同点とすると、柏もレアンドロのゴールで再び勝ち越しに成功。柏のリーグ戦ホーム初勝利が近づいたかに見えたが、90+1分に武藤が劇的な同点ヘッドを決めてそのままタイムアップ。チケット完売の一戦は、浦和が開幕からの無敗記録をJ1新記録の14に伸ばした。
【J1 PHOTOハイライト】柏 3-3 浦和
【チーム採点】
柏 6
開始早々の劣勢から巻き返し、2度のリードを奪った破壊力は評価に値。ただ、逃げ切れなかった詰めの甘さは今のリーグ順位を象徴しており、またしてもリーグ戦ホーム初勝利がその手からこぼれた。
浦和 6
今季最も得点を挙げている70分以降の強さが顕著に出て、J1新記録の開幕から14戦無敗。ズラタンを負傷退場で欠くなど、負けゲームの流れで勝点を拾ったところに昨季との大きな違いが表われた。
【柏|採点・寸評】
GK
21 菅野孝憲 6
1対1を3度防ぐなどスーパーセーブを連発しただけに、結果3失点は「スゲがかわいそう」(大谷)。浦和の勢いに懸命に対抗した。
DF
27 キム・チャンス 6
スペースが空いた瞬間にオーバーラップからチャンスメイク。クロスの精度も高かったが、後半は運動量が落ち、長時間押し込まれた。
4 鈴木大輔 6
簡単に中央へボールを入れさせず、ピンチでは身を挺したスライディングで堪えていたが、ゾーンで守った際にわずかに隙が生まれた。
20 中谷進之介 6
今季リーグ戦初先発。いきなり梅崎に裏を取られて失点に絡んだとはいえ、徐々に持ち直し、持ち前のビルドアップでも力を発揮した。
22 輪湖直樹 6
球際で気迫が漲り、チームを勇気付ける。ピンチを招きそうシーン面でのボール奪取が光り、関根との1対1の攻防は見応えがあった。
MF
8 茨田陽生 5.5
後半は守備時に最終ライン中央に落ちて5バックを形成。攻撃では前を向いてボールをさばいていたが、効果的な縦パスは少なかった。
7 大谷秀和 6
ビルドアップはCB中谷に託し、自身は従来よりも高い位置でプレー。ギャップでボールを受けながら、ゴール前にも顔を出した。
26 太田徹郎 6.5
2戦ぶりのスタメン。相手の寄せに苦しんだ前半から一転、後半はショートカウンターの起点となり、チームの3点目を鮮やかに演出。
FW
9 工藤壮人 6
序盤の嫌な流れをかき消す同点弾。リード後はボランチの位置付近まで戻って守備のタスクをこなしたが、勝点2を取りこぼして憮然。
30 クリスティアーノ 6
強烈なFKでレアンドロの1点目を"お膳立て"。キレのある仕掛けで守備を切り裂いた一方で、その後のシュートは不発に終わった。
11 レアンドロ 7
チーム2点目の場面では誰よりも早くボールに反応し、ストライカーたる所以を誇示。2度の勝ち越し弾だけでなく、攻撃のリズムを生んだ。
交代出場
MF
15 武富孝介 -
公式戦3試合ぶりの出場。故障の影響を感じさせず、難しい時間帯でも激しくプレスをかけたが、終了間際の失点は悔やまれるところ。
監督
吉田達磨 5.5
攻撃面に関しては目指す形が具現化した一方、「コンパクトに」の指示も実らず、終盤は浦和の勢いに屈する。迷いが見られるチームを立て直せなかった。
試合開始直後から浦和はギア全開で柏ゴールに襲い掛かる。宇賀神のパスに抜け出した梅崎が流し込み、33秒で先制(武藤のゴールから修正)。一気にアウェーチームの流れになると思いきや、柏も相手のミスを逃さず5分後に工藤が同点弾を突き刺し、ゲームを振り出しに戻す。
その後は球際で激しい攻防が続き、目まぐるしく攻守が入れ替わるなか、38分に柏がFKのチャンスを獲得。クリスティアーノの強烈なシュートがこぼれたところを、レアンドロがしたたかに押し込み、柏が1点のリードを奪って前半を折り返す。
後半はさらにオープンな展開となり、互いにショートカウンターの打ち合いとなる。68分、CKに槙野がヘッドで合わせて浦和が同点とすると、柏もレアンドロのゴールで再び勝ち越しに成功。柏のリーグ戦ホーム初勝利が近づいたかに見えたが、90+1分に武藤が劇的な同点ヘッドを決めてそのままタイムアップ。チケット完売の一戦は、浦和が開幕からの無敗記録をJ1新記録の14に伸ばした。
【J1 PHOTOハイライト】柏 3-3 浦和
【チーム採点】
柏 6
開始早々の劣勢から巻き返し、2度のリードを奪った破壊力は評価に値。ただ、逃げ切れなかった詰めの甘さは今のリーグ順位を象徴しており、またしてもリーグ戦ホーム初勝利がその手からこぼれた。
浦和 6
今季最も得点を挙げている70分以降の強さが顕著に出て、J1新記録の開幕から14戦無敗。ズラタンを負傷退場で欠くなど、負けゲームの流れで勝点を拾ったところに昨季との大きな違いが表われた。
【柏|採点・寸評】
GK
21 菅野孝憲 6
1対1を3度防ぐなどスーパーセーブを連発しただけに、結果3失点は「スゲがかわいそう」(大谷)。浦和の勢いに懸命に対抗した。
DF
27 キム・チャンス 6
スペースが空いた瞬間にオーバーラップからチャンスメイク。クロスの精度も高かったが、後半は運動量が落ち、長時間押し込まれた。
4 鈴木大輔 6
簡単に中央へボールを入れさせず、ピンチでは身を挺したスライディングで堪えていたが、ゾーンで守った際にわずかに隙が生まれた。
20 中谷進之介 6
今季リーグ戦初先発。いきなり梅崎に裏を取られて失点に絡んだとはいえ、徐々に持ち直し、持ち前のビルドアップでも力を発揮した。
22 輪湖直樹 6
球際で気迫が漲り、チームを勇気付ける。ピンチを招きそうシーン面でのボール奪取が光り、関根との1対1の攻防は見応えがあった。
MF
8 茨田陽生 5.5
後半は守備時に最終ライン中央に落ちて5バックを形成。攻撃では前を向いてボールをさばいていたが、効果的な縦パスは少なかった。
7 大谷秀和 6
ビルドアップはCB中谷に託し、自身は従来よりも高い位置でプレー。ギャップでボールを受けながら、ゴール前にも顔を出した。
26 太田徹郎 6.5
2戦ぶりのスタメン。相手の寄せに苦しんだ前半から一転、後半はショートカウンターの起点となり、チームの3点目を鮮やかに演出。
FW
9 工藤壮人 6
序盤の嫌な流れをかき消す同点弾。リード後はボランチの位置付近まで戻って守備のタスクをこなしたが、勝点2を取りこぼして憮然。
30 クリスティアーノ 6
強烈なFKでレアンドロの1点目を"お膳立て"。キレのある仕掛けで守備を切り裂いた一方で、その後のシュートは不発に終わった。
11 レアンドロ 7
チーム2点目の場面では誰よりも早くボールに反応し、ストライカーたる所以を誇示。2度の勝ち越し弾だけでなく、攻撃のリズムを生んだ。
交代出場
MF
15 武富孝介 -
公式戦3試合ぶりの出場。故障の影響を感じさせず、難しい時間帯でも激しくプレスをかけたが、終了間際の失点は悔やまれるところ。
監督
吉田達磨 5.5
攻撃面に関しては目指す形が具現化した一方、「コンパクトに」の指示も実らず、終盤は浦和の勢いに屈する。迷いが見られるチームを立て直せなかった。