三好康児が感じた攻撃面の手応えと反省…後半に見えた「突き詰めなきゃいけない」課題とは?

2021年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「大地がいるのは見えていたので、自分は囮になった」

何度も好機を演出した三好。18分の林へのスルーパスは、得点に繋がりそうな惜しいシーンだった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 キリンチャレンジカップ2021のU-24日本代表対U-24ホンジュラス代表の一戦が7月12日、ヨドコウ桜スタジアムで行なわれ、3-1で日本が勝利を収めた。

 4-2-3-1の左サイドハーフで先発した三好康児は、積極的なクロスやパスで攻撃を活性化。40分には味方パスをスルーし、堂安律のゴールに繋げるプレーでアピールをした。

 試合後の会見に出席した三好は、ホンジュラス戦をこう振り返った。

「前半は自分たちが思った通りの形ができました。前からプレスに行く速攻と、後ろからビルドアップしながら遅攻していく部分は、相手を支配するというのも含め、2点取れたのは評価したいなと思います。ただ後半に関しては、チーム全体の体力が落ちていくなかで1失点してスピードダウンしたので、どう試合をコントロールしていくかっていう課題ですね」
 
 確かに、後半からホンジュラスの攻撃が多くなり、66分の失点シーンもビルドアップ時のミスから。まだ本調子からは遠く、体力が落ちるのは仕方ないが、そんな場面でも「自分たちがコントロールしながらリスク管理」をする重要性を感じさせた。
 
 また個人の出来としては、「(堂安)律までは見えていなかったですが、(林)大地がいるのは見えていたので、自分は囮になるってことでニアに入りました」と2点目に絡んだシーンを振り返り、得点に直接繋がらなかった点に関して「本大会ではこんなにチャンスが来るわけじゃないので、そこはもっと感じなければいけない」と反省を語った。

 17日にはU-24スペイン代表との親善試合、本大会のグループリーグには優勝経験のあるメキシコやフランスを控える。強豪を相手に90分間フルで戦うのは難しくなるはず。三好が言うように、ペースダウンをする時間帯で「どうボールを保持して崩していくかは、突き詰めていかないといけない」というのが今後の目標だろう。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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