浦和が鬼門の昭和電工ドームで完封負け。町田也真人のゴールを守り切った大分が5試合ぶりの白星

2021年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

浦和は2004年以降、敵地大分戦で勝利がない

無得点に封じられたユンカー(左)と決勝弾を奪った町田(右、8番)。写真:滝川敏之

 J1リーグは7月10日、第22節の3試合を各地で開催。昭和電工ドーム大分で行なわれた大分トリニータと浦和レッズの一戦は、1-0でホームの前者が勝利を収めた。

 勝利すれば暫定ながらACL圏内の3位に浮上する浦和にとって、敵地の大分戦は、2003、04年の勝利以降、J1リーグで対戦のあった8シーズン勝利の無い鬼門のスタジアム。

 4試合連続無得点で連敗中の大分は、前節から1人を変更。出場停止が明けた三竿雄斗や、前節に負傷から復帰していた下田北斗らがスタメンに名を連ねた。

 浦和も変更は1名。トーマス・デンに代え、岩波拓也を起用。古巣対戦となる田中達也や西川周作らが先発した。

 ビルドアップしながら攻撃の機会を伺う浦和だが、どこかギクシャクしたボール回しで、大分の機を見たプレスと切り替えの素早い攻撃に苦しめられる。

 大分は4分、小林成豪の持ち上がりからシュートチャンスを創出。続けて12分、敵陣でボールを奪うとショートカウンターを発動。左サイドの小林がクロスを送ると、ファーサイドでフリーとなっていた町田也真人がヘディングでネットを揺らし、大分が先制に成功する。町田は4月の前回対戦でも2ゴールを記録しており、今季浦和から3得点目となった。

 23分には長沢駿のポストプレーから町田がミドルシュートを放つが、これはGK西川に防がれる。
 
 前半終了間際にようやくファーストシュートを放った浦和は、後半頭からボランチの柴戸海に代え、FW杉本健勇を投入。キャスパー・ユンカーとの2トップを形成した。

 後半は攻める浦和、守る大分という構図で推移した。

 しかし、浦和は粘り強く守る大分の守備陣を崩せず、前掛かりになったところを効果的なカウンターも受けるなど、1点が遠く2試合連続の無得点で試合終了のホイッスルを迎えた。

 この結果、5試合ぶりの白星となった大分は勝点を16とし、敗れた浦和は同35は変わらず。

 次節は東京五輪中断期間を経て8月9日に開催。大分は延期となっていた3節のガンバ大阪戦を7月27日に行ない、川崎フロンターレをホームで迎え撃つ。浦和は、敵地の北海道コンサドーレ札幌戦から再開される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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