「現地の3万9733人を喜ばせた」2019年の森保ジャパン、コパ・アメリカでの奮闘に南米メディアが再脚光!

2021年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らは前評判を覆した」

ウルグアイ戦に参加した当時の森保ジャパンメンバー。(C)Getty Images

 南米で開催されているコパ・アメリカ(南米選手権)はベスト8が出揃い、現地時間7月2日から3日にかけて準々決勝4試合が行なわれ、ベスト4が決まる。準決勝は5日と6日に行なわれ、決勝は9日(日本時間10日9時)に行なわれる予定だ。

 大会が進むなか、南米メディア『Bolavip』は2日、過去の参加チームなどをピックアップする特集記事のひとつに、2019年に参加した森保ジャパンの戦いぶりを紹介している。

「コパ・アメリカがカップ形式を採用するようになった時、いくつかの国がゲストとして参加し、12チームで行なわれることが過去にあった。そんななかで、2019年のブラジル大会に2回目の参加を果たした日本代表は、参加国にとって異質な存在であったと言えるだろう」
 
 そして20年前にさかのぼり、初参加の様子も回顧している。

「1999年6月29日に、初めて日本がコパ・アメリカでデビューし、アジアの国として初めて南米の大会に臨んだ時のことを思い出してみよう。彼らはペルーに3-2で敗れ、パラグアイに4-0で敗れ、その後にボリビアと1-1のドローとし、史上初の勝点1を記録した。

 そして20年後、彼らは国内の選手を中心としたチームで臨み、初戦は0-4でチリに大敗。最高のスタートを切ったとは言い難かった」

 しかし、同メディアは「彼らは明らかに以前とは異なっていた」と綴っている。

「2019年6月20日、ポルトアレグレのアレーナ・ド・グレミオから、森保一監督が率いたチームは歴史的な瞬間を迎え、その場にいた現地の南米ファン3万9733人を喜ばせた。対戦相手はウルグアイで、三好康児のゴールで有利なスタートを切った。ルイス・スアレスのPKで追いつかれたが、再び三好がゴールを奪ってリードし、ウルグアイはホセ・ギメネスが同点に持ち込むまでしかできなかった」

 さらに、「勝利ではなかったが、アジア人にとっては、目の前にいるライバルの質と歴史を考えれば、大きな意味があったろう」と称えた。

「最終節のエクアドル戦では決勝トーナメント進出の可能性すら残していた。中島翔哉がゴールを決め、準々決勝の夢を膨らませたところだったが、アンヘル・メナのゴールで追いつかれ、彼らは3位に終わった」

 同メディアは「非常に印象的なチームだった」と綴っている。勝利こそ掴めなかったが、森保ジャパンが残したインパクトは、彼らの記憶に残るほど強かったことは間違いないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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