ユベントスの上層部が、クリスチアーノ・ロナウドの残留を強調した。現地紙『Tuttosport』や豪メディア『The World Game』が報じている。

　C・ロナウドはイタリア挑戦３年目となった昨シーズン、初の得点王に輝くなど、衰え知らずのパフォーマンスを披露。ただ、チームはセリエAでの連覇がストップし、チャンピオンズ・リーグ（CL）でも２年連続でベスト16止まりに終わった。

　そうしたなかで、アンドレア・ピルロの後任として、かつて５度のスクデットとCL決勝進出２回をもたらしたマッシミリアーノ・アッレーグリを再び迎え、フットボール部門統括ディレクターも11年在籍したファビオ・パラティチからフェデリコ・ケルビーニへと交代になるなど、ユーベは変革の時を迎えており、大エースの将来に関する噂が絶えないのが現状だ。
 

　しかし、ケルビーニは１日に実施した記者会見で、36歳を取り巻く報道を否定。古巣であるマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーほか、パリ・サンジェルマンといったライバルクラブからの関心を一蹴している。

「移籍に対してロナウドからは何のシグナルもないし、ユベントスからもない。昨シーズン、彼は44試合で36ゴールを記録した。数字は必ずしも全てを語るものではなく、多くの真実を隠している。我々はロナウドが休暇を終え次第、チームに合流することを喜んでいる」

　ポルトガル代表FWは、白黒軍団で４年契約を全うすることとなりそうだ。連覇を期待されながら決勝トーナメント１回戦で散ったEUROの悔しさもぶつけ、前年を上回る圧倒的なパフォーマンスを見せつけたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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