ファンは「ポジティブな放出」。浦和DF藤原優大が相模原へ期限付き移籍。「結果を残して、浦和レッズに帰ってきます」

2021年06月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今後の浦和レッズの戦力となってくれることを強く望んでいます」

ルヴァン杯でのデビュー戦でも堂々とした戦いぶりを見せていた藤原。今後の成長に期待が集まる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズは6月28日、クラブの公式ホームページでDF藤原優大がSC相模原へ育成型期限付き移籍することを発表した。移籍期間は、2021年7月1日~2022年1月31日までとなる。

 超高校級のCBとして青森山田高から鳴り物入りで今季加入した藤原は、3月2日のルヴァンカップ、湘南戦でデビュー。フル出場するものの、その試合で左眼窩(がんか)底を骨折。手術を行ない、復帰後の4月28日のルヴァンカップ湘南戦で再びフル出場した。

 一方でリーグ戦では負傷の影響もあってか、出場機会を得られず今回の武者修行を選んだようだ。

 藤原はクラブを通してその想いを以下のように綴っている。

「このたび、SC相模原に育成型期限付き移籍することとなりました。ルヴァンカップの2試合で浦和レッズのユニフォームを着てプレーすることができ、心から誇りに思っています。ただ、プロの世界は自分が思っていた以上に厳しい世界で、なかなかうまくいかず、プレーする機会は限られていました。SC相模原でも厳しい競争がありますが、1試合でも多くプレーするために、常に自分と向き合い、個人の成長とチームの勝利に全力で貢献します。

 また、プロサッカー選手として、人として、大きく成長して浦和レッズに帰ってくることが自分の目標です。そして、浦和レッズのファン・サポーターのみなさんに成長した姿を見てもらい、浦和レッズを世界的なクラブにできるような選手になります。SC相模原で結果を残して、浦和レッズに帰ってきます」
 
 藤原の移籍について、クラブを代表して西野努テクニカルダイレクターはこう説明している。

「チームの成長や発展と、選手個人の成長をともに追及していくために、クラブとして今回の決断をしました。

 10代から20歳過ぎまでの選手にとって成長スピードを上げるために最も重要なことは、真剣勝負の試合経験を数多く積むことです。藤原選手にとって今のベストな環境はなにか、という観点で、育成型期限付き移籍の形をとることになりました。SC相模原の高木監督からも今回強い要望がありましたので、新たな環境の中で出場機会を数多く勝ち取ってくれるという期待をもって選手をお預けしたいと考えています。成長して戻ってきて、今後の浦和レッズの戦力となってくれることを強く望んでいます。」

 この一報を伝えたクラブの公式ツイッターにはファンから以下のようなメッセージが寄せられた。

「来季待っています!!!」
「期限付き!ここ重要ですよ!」
「今までのレンタルとは違う気がする。頑張れよ!!!!」
「最近のレッズは放出までポジティブ」
「育成型期限付き移籍の成功例になってクラブにいい流れをもたらして欲しい!ポテンシャルは十分なはず!」
「間違いなく数年後必要なピース!必ず戻ってこい!!!」
「行ってらっしゃい!!絶対君は輝ける!!!」
「来年、浦和のDFに欠かせない存在になるくらい大きくなって帰ってきてほしい!!」

 現在勝点12で最下位に沈む相模原。6月から就任した高木琢也新監督のもと、逸材DFの更なる飛躍に期待が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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