「僕の子供たちはポルトガルを応援するので…」ベルギー代表DFが軽快ジョーク!“奇縁”の敵国には特別な思いも

2021年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らは久しぶりに最強の世代になった」と分析

ベルギーの守備陣を束ねる34歳のヴェルトンゲン。現在はポルトガルでプレーしている。(C)Getty Images

 現地時間6月27日に行なわれるポルトガルとのEURO2020決勝トーナメント1回戦を前に、ベンフィカのベルギー代表DFヤン・ヴェルトンゲンがインタビューに対応。茶目っ気たっぷりに意気込みを語っている。スペイン紙『AS』が報じた。

 34歳のヴェルトンゲンは昨夏、8年間在籍したトッテナムを離れ、ベンフィカに加入。守備の要としてリーグ戦28試合に出場した。ベルギー代表としても長年活躍しており、129キャップは同国歴代最多だ。

 現在戦うEUROでも、すでに16強入りを決めていたグループステージ最終戦を除き、2試合でスタメン出場を果たしている。そんな守備の要であるベテランCBは、ポルトガルとの対戦について、父親の顔を覗かせながら、軽快なジョークを飛ばしている。

「僕の子供たちはリスボンの学校に通っているが、そこでは他の人たちと同じようにポルトガルのチームを応援しなければならないんだ。だから父がポルトガルと対戦することを説明しなければならなかった。でも彼らはそのことをよく理解していなかったと思うよ」
 
 また、「ポルトガルに1年いたので、相手のことはよく知っている。僕にとって、この試合は他のチームとの対戦よりも特別なものになる」と語り、リスペクトを込め、相手チームの印象をこう明かしている。

「彼らは久しぶりに最強の世代になった。全てのポジションにビッグリーグで活躍し、タイトルを獲得した選手がいる。本当に時間をかけて作られたチームだ。それにポルトガルは素晴らしい国で、人々はとても温かい。数か月の間にたくさんの繋がりができたよ」

 リーガNOSでプレーしている以外にも、代表デビューと、100キャップ目はいずれもポルトガル戦と、不思議な縁を持つヴェルトンゲン。前回王者との大一番でチームを2対大会連続のベスト8に導くことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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