「ニッポンの芝への適応は容易でない」韓国五輪代表、日本のピッチに懸念! イ・ガンインは「どんなスパイクを履いたらいいの?」

2021年06月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本の芝はカーペットのように整えられているが…」

韓国五輪代表のエースとして期待されているイ・ガンイン。(C)Getty Images

 東京五輪でメダル争いの強力なライバルとなる韓国代表は、本大会に向けて着々と準備を進めているようだ。

 韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』は6月23日、「日本の芝に適応するためにNFC(サッカー代表チームのトレーニングセンター)の環境を変えている」と報じた。キム・ハクボム監督が、「できるだけ短く芝を刈って、水をたくさんかけてほしい」と要請したという。

 記事は、「日本の競技場の芝はカーペットのようによく整えられているが、十分な適応がないチームには、むしろ毒になることがある」と綴り、キム監督が次のように語ったと紹介している。

「過去にKリーグのチームを率いて、日本でアジア・チャンピオンズリーグを戦ったが、いつも芝が短く、水が多いと感じた。芝が細かくて、試合前に水を多くまくため、水が下から浮き上がってくる。そうすれば、ボールが速く強く繋がる。外国人選手は適応できるが、我々は容易ではない」

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 3月の日韓戦でピッチに立ったプレーしたイ・ガンインも同じ悩みを打ち明けていたという。指揮官は「イ・ガンインは、どのようなスペイクを履くべきか尋ねてきたよ。日本の芝に合ったスタッドの種類をね」と明かしている。

 キム監督は、芝に大量の水を振りかけてトレーニングを行ない、「ワンタッチ、強く、速く」と繰り返し声を掛け、滑りやすい五輪のピッチでのボール速度に慌てないように身体に覚えさせているようだ。

 念入りに準備を進める韓国。エースとして期待されるイ・ガンインは、日韓戦では発揮できなかった実力を五輪の舞台で見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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