「コンニチワ、ジャガー!」ブンデス”昇格組“ボーフムが浅野拓磨の獲得を発表! 気になる移籍金は…

2021年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

2季ぶりのドイツ復帰が決まった浅野

パルチザンとの契約解除問題が注目されていた浅野だが、無事に新天地が決まった。(C)Getty Images

 現地時間6月23日、来シーズンから1部に復帰するボーフムが、浅野拓磨の獲得を発表した。契約は2024年6月末までとなる。

 浅野は昨シーズン、セルビア1部パルチザンでプレーし、18ゴール・8アシストをマーク。得点王も視野に入っていたが、シーズン終了を目前にして、度重なる給与未払いなどを理由に「リスペクトを感じられなくなってしまった」と契約解除を発表。これを受けてパルチザンは国際サッカー連盟(FIFA)などへの提訴を行なうと発表するなど争う姿勢を見せていた。

 一方のボーフムは、昨シーズンは2部で戦い、1位でフィニッシュして自力昇格を勝ち取った。1部復帰は2009-10シーズン以来となり、戦力補強にも積極的に動いていたとみられる。
 
 浅野の加入にあたり、クラブの公式SNSは「コンニチワ、ジャガー!」と日本語と浅野の愛称で歓迎。セバスチャン・シンジロルツSDも「彼がボーフムを選んでくれてうれしい」と喜びを語っている。

「彼は国際経験も豊かであり、シュツットガルトやハノーファーでのプレー経験があり、ドイツのサッカーを熟知している。攻守において柔軟にプレーすることができ、常にゴールを脅かす存在だ。日本代表活動を終えたばかりなので、休暇を与えており、チームには7月初旬に合流する」

 これまで同クラブには小野伸二、乾貴士、田坂佑介が在籍しており、日本人選手としては4人目となる。

 また、同HP上では「浅野は2021年5月にパルチザンとの契約を終了しており、ボーフムはフリーで獲得が可能になった」とされており、移籍金も発生していないようだ。

 2018-19シーズンはハノーファーでプレーしていた浅野は、ブンデスリーガ13試合に出場しながらも0ゴールに終わっていた。ドイツでの再挑戦で、得点を量産する姿に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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