オランダ代表OBラファエル・ファン・デル・ファールトの"口撃"に、スペイン代表戦士が見事なカウンターをお見舞いしている。英紙『The Sun』が６月22日付けで伝えた。

　事の発端は、母国メディアでEURO2020の解説員を務めるファン・デル・ファールトが、スウェーデン戦（０-０）、ポーランド戦（１-１）と２戦連続ドローに終わり、いまいち調子の上がらないスペイン代表に向け、こう発言したことだ。

「彼らとの対戦が実現することを願っているよ。彼らのチームには何もない。ボールをサイドからサイドにパスするだけで、決定的なパスを出す方法を知っている選手がいないんだ」

　これに対し、スペイン代表MFコケが反応。アンドレス・イニエスタのゴールでオランダを下した南アフリカ・ワールドカップ決勝に、38歳の元オランダ代表MFが出場していたことを引っ張り出し、痛烈な皮肉を浴びせている。
 

「練習場にはイニエスタのゴールの写真があって、その横に彼が写っているんだ。我々は彼の言葉を忘れないだろうね」

　また、チームメイトのMFパブロ・サラビアも、やはり11年前の記憶をよみがえらせている。

「彼はあのコメントでミスを犯した。もうめちゃくちゃだ。僕にとって彼の記憶は2010年のワールドカップだけだが、それさえも彼にとってはあまり良いものではなかったね」

　現在、勝点２で３位に甘んじているスペインだが、23日のスロバキア戦に勝利すれば、文句なしに決勝トーナメント進出を決められる。果たして今大会でオランダとの対決は、実現するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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