【J1展望】1stステージ・14節|名古屋-山形|勢いを取り戻したい両者の一戦。狙いがハマるのはどちらか?

2015年05月29日 サッカーダイジェスト編集部

名古屋――川又にはゴールとともに基準点としての働きに期待。山形――アルセウの代役は宮阪か?

【怪我人】名古屋=田口、ダニルソン、大武、野田、青木、L・ドミンゲス、高木 山形=渡辺、宇佐美、伊東、高木利、中村英
【出場停止】名古屋=磯村 山形=アルセウ

J1リーグ stステージ・14
名古屋グランパス-モンテディオ山形
5月30日(土)/14:00/豊田スタジアム
 
名古屋グランパス
リーグ成績(13節終了時)9位 勝点17 5勝2分6敗 16得点・15失点

【最新チーム事情】
●前節・FC東京戦で連敗はストップも、内容は評価できず。
●得点力不足を補うため2トップ採用が濃厚。
●闘莉王や西野監督が、川又にFWの動きを徹底指導。
●ダニルソンの長期離脱が決定。

【担当記者の視点】
 前節のFC東京戦(○1-0)で連敗を「3」でストップしたとはいえ、オウンゴールの1点のみと「素直に喜べる内容ではなかった」(西野監督)。カウンターを封じられているここ数試合は得点力不足が顕著で、その課題を克服すべく今節は2トップを採用する可能性が高い。
 
 その一角を担いそうな川又は、発熱によりコンディションを崩していたが徐々に回復。自らゴールを狙うだけでなく、前線で基準点となり小屋松や松田らの機動力を上手く引き出せるかもポイントとなりそうだ。
 
 また、怪我人や出場停止でスクランブル体制となるボランチの出来もひとつの鍵。「構成力がスムーズに出せていない」(西野監督)との問題を、先発が濃厚な小川、矢田のコンビが解決できるかも注目したい。

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モンテディオ山形
リーグ成績(13節終了時):15位 勝点12 3勝3分7敗 10得点・14失点
 
【最新チーム事情】
●ボランチの主軸アルセウが累積警告で出場停止。代役は、ナビスコカップ・仙台戦から中2日の宮阪か。
●3バックの右は、前節の神戸戦と同じく舩津か。
●リーグ開幕戦での大怪我(左膝内側側副靭帯損傷)から全体練習に合流した山田は、ナビスコカップの仙台戦でベンチ入り。
●CBの中村英が直近の仙台戦で足を負傷。前半途中に退いた。
 
【担当記者の視点】
 前節の神戸戦からメンバー8人を入れ替えて臨んだナビスコカップの仙台戦は、2-1と勝利。ただ、その"みちのくダービー"で先制点を決めたアルセウを、この名古屋戦で欠くのは痛い。中盤の防波堤として機能していただけに、代役になるだろう宮阪には粘り強いディフェンスが求められる。
 
 攻撃ユニットで注目したいのは、シャドーの一角を担うR・フランク。縦への推進力を主武器に前節の神戸戦でもアグレッシブなアタックを展開しているので、最終局面でのプレー精度を高めてゴールを奪いたいところだ。
 
 リーグ戦では甲府に続き、神戸に黒星と悪い流れに呑み込まれつつある。このあたりで勝点3を獲得して、4戦無敗(8~11節)の頃の勢いを取り戻したい。相手は、決して好調とは言えない名古屋。持ち前のプレッシングサッカーがハマれば、勝機は十分にある。
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