「日本のトップタレント」田中碧のデュッセルドルフ移籍の噂に現地紙も反応! “期待の存在”と高評価

2021年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「移籍に近づいているようだ」

代表チームでも頭角を現している20歳の田中。海外初挑戦が現実味を帯びている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 川崎フロンターレは6月20日、一部報道で海外移籍が噂された田中碧について、「移籍を前提とした調整に入り、チームを離脱した」と発表した。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参加するため、ウズベキスタンに移動したクラブに田中は帯同しておらず、海外クラブへの移籍を前提とした交渉、調整を進めているとされる。 

 この一報に、ドイツ紙『Rheinische Post』も反応しており、「デュッセルドルフ(ドイツ2部)にトップレベルの人材が接近している」と伝えている。

「フォルトゥナのチーム編成が進んでいる。我々の情報筋によれば、日本のトップタレントである田中碧が移籍に近づいているようだ。すでにMFニクラス・シプノスキの加入が発表されているが、次の戦力は日本人だ。田中はまず1年のレンタルで加入する見込み。買取オプションを付けた状態での契約をかわし、その後に行使する狙いがあるという」
 
 さらに、その能力も高く評価されていると綴っている。

「田中は日本の1部リーグの川崎と契約しており、来るべき東京五輪では代表チームの中心的な役割を果たすことが期待されている。昨シーズンはJ1で20試合に出場し、1ゴール・4アシストを記録した。セントラルMFとしてはその将来性に高い期待がもたれている」

 現時点では川崎、デュッセルドルフともに公式な発表はない。同クラブにはこれまで、朝枝健(2007-08)、結城耕造(2009-10)、大前元紀(2013-14)、金城ジャスティン俊樹(2016-18)、宇佐美貴史(2017-19)、原口元気(2018年)らの日本人選手が在籍。昨シーズンは、19歳の日独ハーフ、アペルカンプ真太がユースから昇格し、トップチームでプレーした。

 実現すれば、日本人が同時にふたり以上在籍するのは、宇佐美&原口以来となる。果たして田中は1部昇格を狙うドイツの名門の扉を叩くのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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