「逆に飛ぶだろうと確信があった」PKで今季初弾! 神戸、イニエスタの決勝ゴールで福岡を撃破し5位浮上

2021年06月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

1-1で迎えた80分にイニエスタのチャンスメイクからPKをゲット

福岡戦でPKを決め喜びのガッツポーズ。イニエスタが今季初ゴールを決めた。(C) SOCCER DIGEST

 ついに元スペイン代表の‟魔術師"が今季初ゴールを決めた。

 J1リーグは6月19日、各地で18節の4試合を開催。ベスト電器スタジアムでは、アビスパ福岡対ヴィッセル神戸の一戦が行なわれ、神戸が2対1で勝利を収めた。

 ハイライトは1-1で迎えた80分、敵陣ペナルティエリアの右角付近でアンドレス・イニエスタが敵最終ラインの裏へ絶妙な浮き球のパスを供給。これを収めた酒井高徳が中央へ折り返すと、相手のハンドを誘発しPKを獲得する。このPKをイニエスタが落ち着いてGKの逆を突いてゴール右へ流し込み、ネットを揺らす。結局、これが決勝点となり、神戸が2対1で福岡との5位・6位対決を制した。

 イニエスタは嬉しい今季リーグ戦初ゴール。待望の一発に元スペイン代表の37歳は「何より勝利できたことが嬉しい。リーグの上位に食い込んでいくためにも重要な勝利だった」と勝利を喜び、「今シーズン、良いサッカーをしている相手にピッチコンディションや暑さもある中で勝てたのは良かった」と好調の相手に勝てたことにも価値を見出した。
 
 GKの逆を突いたPKの場面は、「PKは短い時間で決断しなければいけない難しい状況だが、自分の感覚として蹴りたいと思った方向とGKが逆に飛ぶだろうという確信があった」と、冷静に蹴り込んだ。リーグ戦では昨年10月の柏戦以来、約8か月ぶりとなるゴールにも「自分としても怪我で離れて久しぶりのJリーグでのゴールだったので、チームの勝利に貢献出来て喜んでいます」と安堵の笑顔を見せた。

 勝点を31に伸ばした神戸は、福岡をかわして5位に浮上。「Jリーグに関しては次の2試合はホームでの戦いになるので、このチームの流れと自信を持っていい結果を残し続けていきたい」と語ったイニエスタがさらに調子を上げれば、さらなる上位進出も見えてくるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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