【総体予選】帝京が大逆転で10大会ぶりの全国切符! 東京&神奈川で新たに4つの代表校が決定!

2021年06月19日 高校サッカーダイジェスト編集部

0-2から土壇場で追いついたカナリア軍団

後半AT、帝京は荻野(16番)の劇的弾で同点に追いついた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 6月19日、令和3年度・全国高校総体(インターハイ)は男子サッカーの地区予選が関東各地で開催され、新たに東京と神奈川で代表校が確定した。

 2枠を争う東京予選の準決勝は、第1試合で帝京と堀越が鎬を削った。帝京は序盤から主導権を握り、ボランチの狩野を軸にテンポの良い攻撃を展開する。しかし一瞬の隙を突かれて前半終了間際に先制点を許すと、後半開始早々にも加点され、2点のビハインドを背負った。ここからカナリア軍団は猛反撃を開始。後半15分に途中出場のMF山下がドリブルで仕掛け、右足で1点を返す。以降も積極的に仕掛けては果敢にシュートを放ち、ついにアディショナルタイムに追いつくのだ。左SB入江の右CKをCB荻野が頭で合わせた。

 勢いに乗った帝京は延長戦に入ってさらに攻勢を強め、怒涛のチームアタックを披露。そして延長後半3分、途中出場のMF福地が豪快に右足でネットを揺らし、これが決勝点となった。インターハイ出場は実に10大会ぶりで、選手権を合わせた全国大会出場は実に11年ぶりだ。
 
 第2試合では実践学園が駿台学園を撃破した。序盤から出足の鋭い相手の守備に苦戦しながらも、前半のうちにオウンゴールで先制。後半10分にクロスを押し込まれていったんは同点とされるが、同28分にMF入江がドリブル突破から左足で勝ち越し点を奪った。以降は相手の攻撃を巧みに跳ね返しながら、堅実に試合を運んだ実践学園。終了間際にMF牧山がダメ押し点を決め、3-1で勝利を手にした。
 

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