「もっともっと成長していかないと」代表帰りの坂元達裕がACLでの飛躍を誓う!いずれは「活躍して海外に」

2021年06月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

代表は「試合の中でも、練習でも学べることがたくさんあった」

代表でも通用した部分はあると語った坂元。ACLでの飛躍を誓った。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 セレッソ大阪は6月18日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)への出発前会見をオンライン上で開催。登壇した日本代表のMF坂元達裕は「自分がどれだけ通用するか楽しみ。優勝したいですね」と期待感を募らせた。

 C大阪は当初ACLの本戦出場をかけたプレーオフを行なう予定だった。しかし、対戦相手のオーストラリアのメルボルン・シティが出場辞退したことを受けて、24日からのACL本戦への出場が決定していた。

 24日の初戦ではACLの常連、中国の広州FC(旧、広州広大)と対戦する。

 レヴィー・クルピ監督は「自分にとってはワールドカップに臨むような気持ち」と語り、中2日で6試合を行なうグループステージでは、「短期決戦を行なう上では気持ちの面が重要」と指摘する。

 厳しいレギュレーションで行なわれる大会だが、「どの選手にとってもサッカーを楽しむ機会。楽しむためには、勝利することが必要で、常に前向きな気持ちが必要」だと朗らかに答えた。

 そんな指揮官が言う「前向きな気持ち」を隠し切れないのが、6月の代表活動にも招集され、充実の一途をたどる坂元だ。
 
「良いタイミングといったらアレですが、(代表で)良い経験ができて、また新しい挑戦、舞台でプレーできるのは大きい。もっともっと自分のプレーを出せるようにしていきたい」 

 そう意気込む坂元は、代表活動中には、「試合の中でも、練習でも学べることがたくさんあった。そのなかで、課題も浮き彫りになったり、通用した部分もあった」と多くの経験を積んできた。

 通用したと感じたのは、坂元の武器でもあるドリブル。当初は戸惑いもあり、チームにフィットするのに時間がかかったというが、「ドリブルや、チャレンジする部分はもっと上のレベルでもやっていける」との自信も深めた。

 一方で課題に挙げたのは、「体幹や強さ。より高いレベルでやっていくには、必要だと思った」という。

 ACLに期待しているのは、「個人的には海外のチームと試合をするというのは、代表が初めてくらい。ここまで経験がなかったので、どうなるのかなという楽しみな気持ちもある」と代表で実感したワールドスタンダードにどう対処するのか発揮する場としても位置付けている。

「当たり負けないことは大事。逃げずに向かっていくことも大事だと思うが、タイミングを外したり、ボールを受ける前の予備動作でかわしていくということも大事」

 代表経験を得た24歳が一気にスターダムへと駆け上がれるか。

 坂元は、「もちろん活躍して海外に行きたいという気持ちも前からありましたが、それ以上に感じたことは今のままではダメだということ。もっともっと成長していかないと」そうACLでの戦いでさらにもうワンランク上の選手へと飛躍を目指す。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】A代表初スタメンからフル出場!キレキレのドリブルにアシストも記録した坂元達裕!
 
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