「諦めない」エリクセンが代理人を通じて声明を発表。「すべての人に感謝を伝えたい」

2021年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

容体は安定も、現在も検査のため入院中

試合中に突然昏倒し、一時は心停止に至っていたエリクセン。迅速な医療スタッフと同僚の対応が功を奏し、命を取りとめた。(C)Getty Images

 現地時間6月14日、EURO2020の初戦、フィンランド戦の試合中に昏倒し、病院へ緊急搬送されたデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、代理人を通じて声明を発表した。

 これは代理人のマーティン・シュッツ氏がイタリア紙『La Gazzetta dello Sport』に対して明らかにした。「皆さんの声をたくさん受け取りました。ありがとうございます。私は諦めません。今は何が起きているのか、理解しようと努めています。そして、私のためにしてくれた全てのこと、全ての人からの心遣いに感謝を伝えたいです」と発信している。

 加えてシュッツ氏は「昨日と今日、彼と連絡を取り合った」と明かした。
 
「彼は多くの人が心配してくれることを知り、心から感謝していた。世界中からメッセージが届いているからね。容体は安定しており、良好だ。ジョークを言う元気もあったし、機嫌も良かった。とても元気だよ。我々は、彼にいったい何が起きたのか知りたいし、彼自身もそう思っている。今は医師のもと、たくさんの検査を行なっており、結果が出るまでには時間がかかるだろう」

 また、本大会に選手としての復帰は難しいものの、「体調が回復すれば、ファンとしてチームの応援に駆け付けたいという意志も持っている」という。だが、少なくとも火曜日までは病院に滞在する見込みのため、見通しはついていないようだ。

 デンマークは17日にグループB第2節でベルギーと対戦する。エリクセンの力強いメッセージに、チームメイトも励まされたに違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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