セルビア戦は「U-24代表と試合した時のスタメンが中心」森保監督が明言! 大迫不在時の攻撃構築にも言及

2021年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チーム力を上げる良い機会だとポジティブに捉えています」

セルビア戦は、森保監督(左)は大迫(右)不在時の戦い方を試す「良い機会」とポジティブに捉えているという。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 6月11日の国際親善試合、セルビア戦を翌日に控え、日本代表の森保一監督が前日会見に臨み、「U-24代表と試合した時のスタメンが中心」と現時点でのベストメンバーで挑む意向を示した。

 5月末から始まった代表活動において、一番の強敵となるセルビアに対しては、「親善試合に関しては、いつもできるだけ強いチームと対戦したいと思っています。セルビア代表を呼んで頂いて、プレーする機会を頂けたのは嬉しく思います」とし、FIFAランキング28位の日本よりも上位(25位)の相手との対戦について、「攻撃も守備もインテンシティ高く、いろんな面でスピードもある。時間とスペースがない中での戦いで、我々がどれだけ相手を上回っていけるか」とテーマを語った。

 セルビアは来日後にジャマイカとの親善試合も行なっており、指揮官は「前半は4-1-4-1、後半は3バックで本来の戦い方を使ってきたのかな」と分析。

「我々はここまで戦ってきた4バックの形から、相手の状況を見ながら形を変えることも考えたい」と意向を示し、タジキスタン戦や試合前日トレーニングの状況から「何人かの選手を入れ替える」としてものの、「スタメンは、全員というわけではないですが、一部変更はもちろんありますが、U-24代表と試合した時のスタメンが中心になっていく」と明言した。
 
 今までの集大成とも言える戦いのなか、1トップを務める大迫勇也が負傷により離脱。「大迫自身は凄くやりたがっていました」と明かし、ケガの状態は、全く動けない状況ではないが、ここで無理をして怪我を悪化させてしまうと、所属チームでの来シーズンのプレーにも影響してしまうと考慮し離脱としたという。

 指揮官は「存在は大きいですが、大迫がいなかった時の戦い方をここで作っていく。タイプは違うと思いますが、たくさん良いFWはいる。最終予選に向けて、我々の戦い方の幅を広げる、チーム力を上げる良い機会だとポジティブに捉えています」と期待を口にしている。

 欧州の強豪相手に森保ジャパンはどのような戦いを見せられるか。大迫不在での新たな攻撃の形に注目だ。

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構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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