「日本に初失点を記録させた」敗れたタジキスタン代表を現地メディアは鼓舞!「まだ望みはある」

2021年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

大敗という結果を嘆きながらも…

タジキスタンで唯一のスコアラーとなったパンシャンベ(17番)。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 タジキスタン代表は6月7日、カタール・ワールドカップ・アジア2次予選で日本代表と、パナソニックスタジアム吹田で対戦した。

 試合には1-4で敗れたが、9分には右サイドからのクロスに、エフソン・バンシャンベが頭で合わせてゴール。アジア2次予選で無失点を誇っていた日本代表のゴールをこじ開けた。

 現地では、この1点には少なくない反響があるようだ。現地メディア『Urdupoint.com』は「日本はタジキスタンを撃沈したが、彼らにとっての初失点が記録された」と伝えている。

 また『Sputnik』タジキスタン版も、このように伝えている。

「6月7日にグループFでは2試合が行なわれ、第1試合ではキルギスがモンゴルに敗れ、第2試合では日本がタジキスタンチームを大差で下した。

 3分にキョウゴ・フルハシ(古橋享梧)が得点を決めたが、その3分後にバンシャンベのヘディングシュートで同点に追いついた。しかし、その後、日本は3回も得点を決めた。タクミ・ミナミノ(40分)、ケント・ハシモト(51分)、シュン・カワベ(71分)の3人である」
 
 このように勝敗については嘆いたものの、日本から奪った1点については"記録的"な出来事と綴っている。

「なお、カタール・ワールドカップの2次予選ラウンドで、日本がゴールを許したのはこれが初めてのことだ。考えてみてほしい。我々のホームでの一戦では、サムライブルーが3-0というスコアで勝利したことを思い出してほしい」

 また、敗れたものの、同代表はグループFで2位(7試合で勝点10)を維持しており、最終予選進出の可能性を残している。3位のキルギス(6試合で勝点7)、4位ミャンマー(7試合で勝点6)、5位モンゴル(8試合で勝点0) が続く。

「日本は7試合すべてで勝利しており、最終戦(キルギス戦)の結果がどうなろうとも、首位の座を失うことはないだろう。我々にはまだチャンスが残されているのだ」

 タジキスタンは、15日にグループステージのラストゲームでミャンマーと、ヤンマースタジアム長居で対戦する。キルギスは11日にミャンマー、そして最終戦は日本との対戦となる。

 森保ジャパンとの一戦で自信を深めたタジキスタンは、果たして念願の最終予選の切符を手にすることができるだろうか。各グループの2位チームは、成績上位4か国に入ることで最終予選に進出できる。 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】絶妙クロスからのヘディングシュート! タジキスタン代表が日本のゴールを割った決定的シーンはこちら

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