「ばかげている」ポルト会長が、中島翔哉のコロナ検査“偽装疑惑”に怒りの声明!「12台分のガソリンを負担した」

2021年06月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「何が起こっているのかさっぱりだが…」

思わぬ嫌疑がかけられた中島。新シーズンの去就も注目される。(C)Getty Images

 現地時間6月6日、ポルトガル紙『Jornal de Notícias』は、中島翔哉を保有するポルトのピント・ダ・コスタ会長のインタビューを掲載。日本人MFにかけられた新型コロナウイルスの検査結果を偽装した疑惑についてコメントした。

 先日、今冬に中島がポルトからアラブ首長国連邦(UAE)のアル・アインにシーズン終了までのレンタルで移籍した際、ポルトガルからの出国に必要なコロナウイルスの検査結果が、改ざんされていた疑惑がにわかに浮上した。

 ポルトガル当局が調査に乗り出し、ポルトのクラブハウスなど数か所を家宅捜索する事態に。現地では、コロナの感染拡大を防ぐための規定に抵触した場合は最大で禁固刑8年になるという報道もされた。

 こうした騒動に対して、ダ・コスタ会長は「何が起こったのか知りたいが、さっぱり分からない」とし、語気を荒げている。
 
「ナカジマがポルトにいた時、すべての検査をしたことは知っている。その結果についての疑惑は、リスボンから調査隊が12台の車で我々の地域を訪れて調査された。彼らのガソリン代を我々が負担するというド派手な行動の結果によれば、すべて否定された。ナカジマの証明書のために12台だ。そんなに車が必要なのか? あんなばかげた請求を我々は支払わなければならなかった」

 そして、改めて検査結果については「全ての検査結果は陰性である」と断言。中島にかけられた疑惑を否定している。

 ちなみに当の本人は現在、UAEでの故障からの復帰に向け、リハビリに励んでいる。アル・アイン側は来シーズンもレンタル延長を希望していたようだが、給与面などで折り合わず、その可能性は潰えたとされている。

 新シーズンはポルトに復帰するのか、それとも新たなクラブにレンタルまたは売却されるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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