J１リーグ １stステージ・13節
川崎フロンターレ ‐ サガン鳥栖
５月23日（土）／19:00／等々力陸上競技場
 
川崎フロンターレ
リーグ成績（12節終了時）：７位    勝点18  ５勝３分４敗　20得点・16失点
 
【最新チーム事情】
●大島が自転車トレーニングを開始し、復帰も間近。
●西部がスパイクを履いてリハビリを開始し、復帰も間近。
●22日の練習は２時間弱ほど続く。試合前日にこれほど長く続いたのは珍しかった。
●鳥栖戦を前に、複数のボランチコンビやフォーメーションをテスト。
 
【担当記者の視点】
　前節のG大阪戦は中村をトップ下に配置するも、２ボランチの森谷と谷口が機能せず、結果的に開始５分で中村をボランチに戻して修正を図る羽目になった。その反省も踏まえて、今節はボランチに中村と谷口を起用する見込みだ。大島が負傷離脱中のなか、ボランチの組み合わせは試行錯誤が続いている。
　
　守備陣はいつもの顔ぶれながら、２トップの一角は前節のG大阪戦で起死回生の同点弾を叩き込んだ杉本が先発予定。高さに加えて、懐の深いボールキープも可能なだけに、大久保とともに前線で起点を作れるかもポイントになる。
 
　鳥栖はハードワークが身上なだけに、中途半端なボールの奪われ方をすれば鋭いカウンターを食らいかねない。谷口がアンカー気味に構えて守備のリスクマネジメントをしながら、CBも含めた３人でバランスに細心の注意を払いたい。
 
　また、得点ランキング２位の豊田（９ゴール）、３位の大久保（８ゴール）による"ストライカー対決"も見どころのひとつだ。
 
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サガン鳥栖
リーグ成績（12節終了時）：６位　勝点19　５勝４分３敗　16得点・14失点
 
【最新チーム事情】                 
●エース豊田とルーキー鎌田が好調を維持。
●怪我の林は間に合わず、今節も赤星がGKを務める。
●昨季２敗の川崎を相手に、前線からの守備を徹底したい。
 
【担当記者の視点】
　リーグ戦６試合ぶりに白星を挙げた前節は、ルーキーの鎌田が躍動。85分にピッチに立つと、見事なスルーパスで豊田の決勝点をアシストした。鎌田は前々節の松本戦でも終了間際に同点弾を決めており、今やチームの切り札とも言える。
 
「もっとやれるはず」と森下監督からの信頼は厚く、今節でも展開によっては出番が訪れそうだ。
 
　細かいパス回しを得意とする川崎に対しては、前線から厳しくプレッシャーをかけるなど、まずは守備面を徹底したいところ。林は怪我の回復が間に合わず、GKは赤星が務めるが、前節は今季自身初めて無失点で切り抜けるなど、背番号１の調子も上がってきている。